うらたココア その2 ページ17
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ま「だって今日は朝起きたら久しぶりに寒くて、そうだ!こたつに入ろう!と思ったら君が仕舞ってたの忘れてた。」
あ「右に同じ」
「…なんかごめんね。今日がこんなに寒くなるなんて私もわからなかったから」
ま「本当だよ!……ん、なんだこの匂い」
さっきまでは匂ってなかった甘い匂い。
きっとうらたさんが作ってくれてるココアが完成したのかな。
ま「チョコだ」
あ「チョコだね」
う「Aお待たせ」
うらたさんが湯気がたってる温かそうなココアを私に差し出す。
「ありがとう!」
う「熱いから気をつけてね」
「うん!」
あ「うらたん」
ま「うらたさん」
う「なに」
二人がキラキラした目でうらたさんを見つめる。
う「ココアなら台所に…」
ま「うるうる」
あ「ぶるぶる」
まふくんは作って作ってって目で見つめて、あんくさんは寒いよ寒いよって震えてる。
のを自分で効果音付けてうらたさんにアピールしてる。
う「しょうがねぇな…うらたスペシャルココア作ってあげるから、いい子で待ってろよ」
そう言ったら二人の顔がパァっと明るくなる。寒さで死にそうになってたなんて嘘みたいに。
うらたさんがリビングから出ていって、二人の分を作りにキッチンにまた向かった。
ま「それ、美味しい?」
「うん!もちろん!」
あ「うらたさんもいいけど、どうせなら俺はAちゃんに作ってもらいたかったなぁ」
「うらたスペシャルココアだよ?今日しか飲めないかもしれないんだよ?」
ま「でも男が作るココアより女の子が作るココアの方が飲みごたえあるよね」
う「まふまふくん?あんくさん?」
後ろから聞こえてきたうらたさんの声。
んなバカな!こんなに早い筈がないと二人は思ってるだろう。
だけど口がパクパク動いてるだけで言葉になってない。
う「可愛い女の子の入れたココアじゃないけど、よかったらどうぞ」
あ「いっいただきます!」
ま「ます!」
あ「美味しいなぁこれ!うらたさんのは何杯でもいけるんじゃないかなぁ!」
ま「僕これで今日はもう幸せ!」
うらたさんが不敵な笑みを浮かべてる。
こいつらコノヤロウって絶対思ってる。
「でも本当に美味しかったよ!寒さなんて吹っ飛んじゃうくらい!あったかくて!」
う「まぁ本当はお前のために作ったんだし、お前が喜んでくれるだけでいいよ」
キュン。
ココアだけじゃなくて今日のうらたさんもスペシャルでした。
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性別(プロフ) - すっごい面白いですね!スプラトゥーン!!!…持ってない。 (2017年2月26日 14時) (レス) id: ce08871b3f (このIDを非表示/違反報告)
塩キャラメルとジュリエット(プロフ) - わわ!めっちゃキュンキュンしましたー!!ヤバイですもー、みんな可愛すぎる!ホントはもっと続いてほしかったなぁって…すみません、勝手に。でも、凄く凄く面白かったです!また、次の機会とかにこういう系書いてください!お願いします!ずっと応援してます! (2016年1月1日 11時) (レス) id: 82afe0cbdd (このIDを非表示/違反報告)
き り こ(プロフ) - りるれろさん» ずっと更新してなくてすみませんんんm(_ _)m最近ネタも切れてきてしまいめっちゃふざけてる感あるんですが、そこは許してください 笑 まふくんの可愛さを全開に出していけるように頑張りますね! (2015年6月6日 1時) (レス) id: b6e442a88e (このIDを非表示/違反報告)
りるれろ(プロフ) - 更新再開されてとてもうれしいです!!いやーまふくんかわいいですね(( (2015年6月5日 21時) (レス) id: a1515c8a0b (このIDを非表示/違反報告)
はいね。(プロフ) - かんかんさん» コメントありがとうございます!!本当ですか!そう言って頂けると嬉しいです(((o(*゚▽゚*)o)))ですよね〜こんな生活送りたいですよね!これからも妄想全開で書いていくんでよろしくお願いします!笑 (2015年3月31日 23時) (レス) id: b6e442a88e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:き り こ | 作成日時:2014年12月21日 21時