プロローグ その2 ページ2
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てるてる坊主にしては大きすぎる彼は大きすぎる木に向かっている。
「近くで見ると本当に大きい木だな…」
ま「当たり前だよ。この木に僕たち住んでるんだもん」
「え!住んでるって…」
確かに木には窓が何個か付いており、木の枝には洗濯物らしき物がぶら下がっていた。
「本当に住んでるんだ…しかも僕たちって?」
ま「行けば分かるよ」
木の家に近づいていくたび、誰かの声とゲーム音が聞こえてくる。
う「1位は俺ー♪ 俺がいっちいー」
あ「もーうらたさん早いー早いよう(意味深)」
う「俺に勝てるのは…俺だけだ。」
あ「きゃーもうイケメン!」
あぁ、さっきてるてる坊主が言ってたマリカーってこのことか。
木の裏側ではたぬきと犬がマリオカートwiiをやっている最中だった。
あ「あれー?まふくん、もう帰ってきたの?」
う「あれって…人間だ!僕行ってくる!って興奮してたのにね。」
あ「ちょ、うらたさん興奮ってwww」
ま「だって彼女なんにも知らないんですもん。なのに僕が離れようとしたら、行かないで!私を一人にしないで!って抱きついてきて…」
「ちょっと!そんなこと言ってな」
う・あ「へぇ〜〜〜〜〜」
たぬきと犬がにやにやとこちらを見てくる。
「な、なによ…」
う「俺は大胆な子、嫌いじゃないぜ」
あ「俺も☆」
ま「僕は遠慮してきますね。大人しい子がいいです。」
おい、てるてる坊主。君が余計なこと言うからでしょ。なにが遠慮するだよこら。
「とにかく、私は帰りたいんです。こんなところにずっとはいれない。」
う「それはできねぇな」
「どうして?」
あ「そんなに帰りたいの?ここの生活も案外楽しいよ?」
「帰りたいんです!」
ま「それじゃあ僕たちを人間に戻してよ」
え?
” 俺たちを人間に戻せたら、君は元の世界に戻れるよ ”
どうやら私は
めんどくさい人たちに
とてもめんどくさいことに巻き込まれたみたいです。
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性別(プロフ) - すっごい面白いですね!スプラトゥーン!!!…持ってない。 (2017年2月26日 14時) (レス) id: ce08871b3f (このIDを非表示/違反報告)
塩キャラメルとジュリエット(プロフ) - わわ!めっちゃキュンキュンしましたー!!ヤバイですもー、みんな可愛すぎる!ホントはもっと続いてほしかったなぁって…すみません、勝手に。でも、凄く凄く面白かったです!また、次の機会とかにこういう系書いてください!お願いします!ずっと応援してます! (2016年1月1日 11時) (レス) id: 82afe0cbdd (このIDを非表示/違反報告)
き り こ(プロフ) - りるれろさん» ずっと更新してなくてすみませんんんm(_ _)m最近ネタも切れてきてしまいめっちゃふざけてる感あるんですが、そこは許してください 笑 まふくんの可愛さを全開に出していけるように頑張りますね! (2015年6月6日 1時) (レス) id: b6e442a88e (このIDを非表示/違反報告)
りるれろ(プロフ) - 更新再開されてとてもうれしいです!!いやーまふくんかわいいですね(( (2015年6月5日 21時) (レス) id: a1515c8a0b (このIDを非表示/違反報告)
はいね。(プロフ) - かんかんさん» コメントありがとうございます!!本当ですか!そう言って頂けると嬉しいです(((o(*゚▽゚*)o)))ですよね〜こんな生活送りたいですよね!これからも妄想全開で書いていくんでよろしくお願いします!笑 (2015年3月31日 23時) (レス) id: b6e442a88e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:き り こ | 作成日時:2014年12月21日 21時