あけましてありがとう / 相澤先生,切島 ページ37
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__相澤先生ver.__
「あけましておめでとう。今年も、よろしく〜、っと。ね、消太兄ーぃ。ホントに書かないの〜？」
「会ってからでも遅くないだろ」
「新年早々会う人なんてほとんど居ないでしょ」
大晦日の夜に、教員寮の相澤消太の部屋に入り浸っている生徒とは、私のことである。
「っつーか、ここで書くな、部屋もどれ」
「半分私の部屋でもあるもーん」
「……今日出しても、元旦にはもう届かないぞ？」
「知ってた！！！」
向かい合って座っているローテーブルに、グデッと伏せる。
「どうした」
「今年、濃かったなあって。雄英合格して、消太兄ぃの担任するクラスになれたはいいけど、みんなスゴいから…」
「何を…」
「…私も、消太兄ぃみたいなカッコよくて、大切な人を守れる強いヒーローになりたいのに。ホントはヒーローに向いてないかもって…」
「………」
私の話を仕事をしながらも、黙って聞いている消太兄ぃ。
「…私だって、頑張ってるのに………。…皆と仲良くしたいのに……」
「……そうか。話はそれで終わりか？」
書類とパソコンを交互に睨み付けながら消太兄ぃはそう言った。
「ん……」
私が小さく頷いたのを見ると「しょうがないな」と小さく溜め息を吐いて、私の隣に移動してきた。
「？どう……！」
「お前は頑張ってる。ただ、周りも頑張ってる。伸びてないと感じるのは他も一緒だ。第一、クラスの奴らはお前のこと嫌ってない。心配すんな」
「…消太兄ぃ」
ぎこちない抱き締め方だけど、消太兄ぃなりの優しさを感じて心が暖かくなる。
「来年、いや…今年、頑張ればいいだろ。今まで以上に、お前のヒーロー像の意識を強くして」
「うんっ…！」
消太兄ぃはそれだけ言うと、ポンポンっと私の背中を軽く叩き、離れようとする。
「うっ、なんだよ…」
「消太兄ぃありがと。大好き！」
「っ……」
離れかけた消太兄ぃの服をキュッと掴んで、笑顔でそう言えば、一瞬、大きく目を見開く。
「そういうこと言うな」
「なんで？」
「相澤先生ー？岩谷見ませんでしたぁ……あ！？」
「「！？」」
答えさせようと消太兄ぃに詰め寄れば、最悪のタイミングで切島くんと上鳴が部屋の扉をノックして開けた。
「先生ぇぇぇぇ！？！？」
「す、スキャンダル……嘘だろ！！？」
「おい、」
「おい！！みんな、大変だ！相澤先生が、相澤先生がぁぁあぁ！！」
わらわらと集まってきた生徒たちが、、私と相澤先生を引き剥がしたのは言うまでもない。
………
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おやたぬき(プロフ) - ゆきかきさん» あらあらあら！喜んで頂き嬉しいです！！！返信遅くなり、申し訳ありませんでした！！ (2019年9月7日 15時) (
レス) id: 953be4ace3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきかき - めっっっっっっっっっさ！よかったぁぁぁ！爆豪と轟好きなんでよかった！あ、天国さんが呼んでいるぅ？ (2019年8月28日 13時) (レス) id: e9bda3ff7a (このIDを非表示/違反報告)
おやたぬき(プロフ) - ゆらさん» 返信遅くなりすみません！！リクエストありがとうございます！！上鳴君ですね！！了解しました！！！ありがとうございます！！！ (2019年5月29日 21時) (レス) id: 953be4ace3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆら(プロフ) - リクエスト失礼致します。上鳴で糖分多めのお話お願いできますかね？上鳴君が嫉妬しちゃう...的なシチュエーションで。(長めに書いてくださると嬉しいです)いつでもお待ちしております！！ (2019年5月26日 17時) (レス) id: dc71ed74e3 (このIDを非表示/違反報告)
おやたぬき(プロフ) - 夜剣さん» んんん！！ありがとうございます！！！嬉しくて口角めちゃ上がってます！これからもお願いします！！ (2019年3月25日 13時) (レス) id: 953be4ace3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おやたぬき | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/sakuhi/
作成日時：2018年9月29日 22時
