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Jk side-過去-
たくさんのことを彼女と話した。
楽しかった。
Aはいつも俺に笑ってくれた。
幸せそうに。
でも逆に、組織内で俺への嫌がらせは増えて行った。
たぶん俺が今までにないくらい元気だったから。
ムカついたんだろう。
全て父親には報告しなかった。
そんないじめの標的になるなんて、かっこ悪い。
親に言えるわけがない。
Aに会えば全て浄化された。
でも会社に戻れば……。
そんな毎日で徐々に俺は体調を悪くして行った。
咳が止まらない日が増える。
そこで昔から世話になっている怪しい闇医者であるユンギヒョンを頼った。
「そんなクソみたいな奴、殺せば?」
なんて言って、ユンギヒョンは俺にヤバイ薬をプレゼントしてくれた。
もちろん使ってないけど。
ちゃんと返却したら「なんだ、使わないのか」としょんぼりしていた。
原因はストレスだから、あまり無理をするなとユンギヒョンは言う。
どうやったらストレスが減るのか教えてほしい。
こんな逃げることのできない環境で。
「Aヌナ、元気?」
「え?元気だよ?どうしたの急に」
よく行く屋台で串焼きを2人で食べている時、そんなことを聞いてみた。
最近は心を開いてくれたのか、距離も近い。
「なんとなく聞いただけです」
「そういえば最近、ジョングク痩せた?」
「ん、そうですか?」
「うん…。大丈夫?」
Aが俺を心配そうに見上げる。
堪らなかった。
この子がいるからギリギリ生きていられるようなものだ。
「夏バテかな」
「ほんと?無理しないでね…」
Aはあまり詮索してくることもない。
けれどちゃんと俺のことを考えてくれている。
本当にいい女だと思った。
「ありがとうヌナ」
微笑んだだけでAは赤くなって、キラキラした瞳を細くして笑った。
綺麗だ。
あんな瞳に俺もなりたい。
「おまえなんて死ねばいいのに」
廊下で誰かとすれ違った時に言われた。
しかも自分の家でだ。
仕事の関係で父親に会いに来ていた誰かだろう。
勢いよく自室の部屋の扉を閉めた。
わかってる。
自分は未熟な人間だって。
何十年も父親の下で働いてる年上の人間だってたくさんいる。
俺より全然仕事ができる人もいる。
俺は末っ子で、父親のお気に入りだから。
だから選ばれた。
実力じゃない。
俺が死ねばみんな満足するのか。
誰か助けて。
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う - 最高すぎる! (2021年8月27日 0時) (レス) id: e80e14e0ea (このIDを非表示/違反報告)
優(プロフ) - 名作すぎます (2020年1月23日 3時) (レス) id: b6570be25e (このIDを非表示/違反報告)
ぺう(プロフ) - とても良かったです。 (2019年2月4日 12時) (レス) id: 8883837a46 (このIDを非表示/違反報告)
cooky - とても、感動する作品でした!!!最後、ハッピーエンドになってよかったです。けれからも、がんばってください♪ (2019年1月16日 1時) (レス) id: 13ad5ea90e (このIDを非表示/違反報告)
あき(プロフ) - めっちゃ好きで、もう何回も読んでます (2018年10月24日 21時) (レス) id: f12f5d2dd3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ソラン | 作成日時:2018年8月31日 12時