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今日は休日なのか、ジョングクはずっとそばにいた。
仕事はしないらしい。
暇なのはこの拘束生活が始まってから当たり前になりつつある。
基本私は彼に頼んで映画を見たり本を読んだりして大人しく暇つぶししていた。
今日で5日。
ユンギ先生はどうやら明日来るらしい。
待ち遠しかった。
ベッドに2人で寝転び、何もせずに窓から見える景色を見ていた。
「私たち、夫婦じゃなかったの？」
「そうだよ」
彼はさらっと言ってのけた。
ショックだった。
私はジョングクと、本当は夫婦ではないのか…。
彼は私の髪をいじっている。
覇気がなく、病人のようだ。
「ねえ、私の両親や親戚は？」
「ああ…。前に伝えたじゃん」
「…両親は事故で死んで、祖父母にも頼る人がいないって、本当のことなの？」
「うん。それは本当のことだよ。
だからAは大学に行けなくて、コーヒーショップで働いてたんだよ」
そうだったのか…。
娘や孫がいなくなったら、普通警察に相談するだろう。
私は失踪人扱いになって、みんな探してるんじゃないか？と思ったこともあった。
きっと私が韓国からいなくなってることなんて誰も分からないのだ。
「パスポートとか、私の身分はどうやって作り上げたの？」
「…俺の父親、すごい金持ちなんだよ。韓国じゃ1、2を争うくらい」
「そうだったの…？」
「うん。簡単に説明すると、韓国で超有名超権力者。そして俺は父親の財閥の跡取り」
財閥の跡取り。
そんな人、本当にいるんだ…。
「じゃあいつもパソコンでしてるのは…」
「そう、その仕事。いくつか任されてる企業の管理とか。今じゃ会議とかもテレビ電話で出来るからね」
とんでもないことを話しているのにジョングクはボケーっと空を見上げている。
「それで、そのグクのお父さんと私のパスポートに何が関係してるの？」
「父親にしてみれば、新たな戸籍を作るなんて簡単なんだよ」
ジョングクの話によると、彼の父親が私の新たな戸籍と身分を作ってしまったらしい。
昔のオ Aは誰にも知られず失踪し、たぶん死亡届が出てる頃だ。
そして、3年前にジョングクの父親が新たに作った私。
新しいオ Aという人物。
すごいことに、親戚も勝手に架空の人たちを作り出したらしい。
もちろん現実にはいない。
書類上だ。
第四親等分も作っているというから驚きである。
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ソラン(プロフ) - shinov347さん» コメントありがとうございます！そんなこと言って頂けるなんて、嬉しいです(^^)続編頑張ります！これからもよろしくお願いします！ (2018年8月30日 19時) (
レス) id: 8103dd882b (このIDを非表示/違反報告)
shinov347(プロフ) - この作品！！本当にびっくりするほど面白くて、興奮しっぱなしでした。。。作者様天才ですほんとに。続き心から楽しみに待っています。このストーリー思い付いた作者様本当に神ってます。ほんとに。 (2018年8月30日 18時) (レス) id: 7f3f1e52e8 (このIDを非表示/違反報告)
ソラン(プロフ) - ちむちむさん» ありがとうございます！ちょっと展開急ぎすぎた感ありますが、最後までぜひ読んでください〜！ (2018年8月30日 12時) (レス) id: 8103dd882b (このIDを非表示/違反報告)
ちむちむ - 今見ました！凄い展開ですね！楽しみです！頑張ってください！ (2018年8月29日 23時) (レス) id: 44bb68e7e6 (このIDを非表示/違反報告)
ソラン(プロフ) - うゆ子さん» コメントありがとうございます！第1章、なんとか終わりそうです^ ^ぜひ最後まで見届けてください！ (2018年8月29日 22時) (レス) id: 8103dd882b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソラン
| 作成日時：2018年8月21日 20時
