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「グクは今日何を食べたの?」
「俺?ラーメン」
「カップラーメン?」
「うん。二個」
「二個!?!」
「うん、最後はご飯入れて食べた」
「あはは、そっか」
よかった。
いつも通り。
いつも通りの私たちだ。
ジョングクはもしかしたら年下かもしれない。
同い年じゃないのかも。
だいたい、私も本当の年齢じゃないのかも知れない。
それでも、私たちの関係にまだ変わりはない。
「Aは何食べたの?」
「なんか、なんて言ったかな…ゴーヤチャンプル?」
「美味しかった?」
「うん、美味しかった」
それから色々話して、ジョングクが夕ご飯を買いに行くからと言って電話は終了した。
「ふう…」
今日あったことをノートに書いて整理しよう。
釜山の可愛い雑貨屋さんに売っていたノート。
思わず買ってしまった。
でもさっそく役に立っている。
ジョングクは〇〇小学校出身。
私は未だに不明。
ジョングクは年下?
来る前に彼のパスポートもちょっと見た。
でもそこにはちゃんと今年23になる生年月日が書かれていた。
どういうこと?
生年月日なんて、簡単に偽装できるものなのだろうか?
よくドラマである、権力がある人とかヤクザとかなら簡単に偽装できるだろうか。
色々と考察などもノートにかく。
あっという間に1ページ埋まってしまう。
どんどん気分が悪くなって来る。
ユンギ先生からもらった薬を飲もうとしたが、どうせなら食後に飲もうとやめた。
しばらく気を紛らわせるためにベッドで何もせず横になっていると部屋のインターホンが鳴った。
ジミンだ。
「A、起きてる?」
「うん。寝てないよ〜」
「ご飯行こっか」
「やった!行こう!」
ジミンは私をとってもお洒落な居酒屋に連れて行ってくれた。
私は全然お酒を家で飲まない。
ジョングクはコーラと同じように平気でたくさんお酒を飲むけれど…
彼は酒に強いのか、全然変わらない。
本当に酒を飲んだかも分からないほどだ。
「Aはお酒大丈夫?」
「うん、普段は飲まないけど、外食した時とかはたまに飲むよ」
「ここのマッコリ有名なんだ」
「じゃあ飲む!」
考えてみれば、旦那以外の男との酒は初めてだった。
飲ますぎてジミンに迷惑をかけたら大変だ。
ちゃんと抑えないと。
久しぶりに食べる韓国料理はとんでもなく口に合った。
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ソラン(プロフ) - shinov347さん» コメントありがとうございます!そんなこと言って頂けるなんて、嬉しいです(^^)続編頑張ります!これからもよろしくお願いします! (2018年8月30日 19時) (レス) id: 8103dd882b (このIDを非表示/違反報告)
shinov347(プロフ) - この作品!!本当にびっくりするほど面白くて、興奮しっぱなしでした。。。作者様天才ですほんとに。続き心から楽しみに待っています。このストーリー思い付いた作者様本当に神ってます。ほんとに。 (2018年8月30日 18時) (レス) id: 7f3f1e52e8 (このIDを非表示/違反報告)
ソラン(プロフ) - ちむちむさん» ありがとうございます!ちょっと展開急ぎすぎた感ありますが、最後までぜひ読んでください〜! (2018年8月30日 12時) (レス) id: 8103dd882b (このIDを非表示/違反報告)
ちむちむ - 今見ました!凄い展開ですね!楽しみです!頑張ってください! (2018年8月29日 23時) (レス) id: 44bb68e7e6 (このIDを非表示/違反報告)
ソラン(プロフ) - うゆ子さん» コメントありがとうございます!第1章、なんとか終わりそうです^ ^ぜひ最後まで見届けてください! (2018年8月29日 22時) (レス) id: 8103dd882b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ソラン | 作成日時:2018年8月21日 20時