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ユンギ先生が韓国へ戻って2ヶ月が過ぎても、特に体に変化はなかった。
そろそろ夏が終わるということも関係しているのだろう。
それにあれから頭痛に効くらしい食品をよく摂取するようにしていた。
今夜もベイクドポテト。
ベイクドポテトは頭痛に効くらしい。
もちろんメインディッシュは別。
彼の大好きなお肉。
今日は張り切ってステーキにした。
どのくらい焼いたらいいのか分からなくて、少々焦げが目立ってしまっている。
自室で仕事をしていたジョングクも、いつも夕食の時間にはきっちりダイニングに現れる。
「はーーーAお腹すいたーーー」
後ろからぎゅーーーっと抱きしめられる。
「痛い痛い!もう、手加減してよー」
「お、今日ステーキ!?」
「そうだよ〜ちょっと焦げてるけど」
「A最高!大好き!」
余程お腹が減っていたのだろう。
彼はお腹が減れば減るほど元気がなくなる。
でもそこに食べ物が現れた途端、テンションが上がりまくるのだ。
今日もいつも以上にテンションが高い。
コンソメスープをこぼしそうになった。
「危ないから大人しくしててー」
「はい〜」
怒られたのに笑顔で彼は自分の席に着く。
ワクワクした顔は赤ちゃんのように可愛い。
可愛い、と言うと「男に可愛い言うな!」とプリプリ怒る。
そして仕返しされるから言わないようにしているんだけど。
仕返しは主にくすぐりだ。
彼はすぐにくすぐってくる。
最近は顎の下を指でこちょこちょしてくるのにハマっているようだ。
昨日の夜もベッドでウトウトしていたらやられた。
夏は暑くて同じベッドで寝ていても、結構彼との距離は離れて眠る。
もうすぐ涼しくなるから久しぶりに抱き合って眠れる。
そういえば、結婚してから子どもをどうするか話していない。
まだ新婚生活を楽しみたいからあえて言わなかったけれど。
そろそろ考えても良いかもしれない。
「はぁーーーA早く座って」
2人分のお水を持っていくと今にも暴れだしそうなほど興奮したジョングク。
いつもきちんと私と「いただきます」してから食べる。
先に食べても良いって、いつも言うのに。
「じゃあ食べよっか」
「うん!やった!」
「「いただきます」」
別に「せーの」なんて言わなくても合う挨拶。
一口食べて、「「ん〜〜!」」って目を細めて味わうのも一緒。
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ソラン(プロフ) - shinov347さん» コメントありがとうございます!そんなこと言って頂けるなんて、嬉しいです(^^)続編頑張ります!これからもよろしくお願いします! (2018年8月30日 19時) (レス) id: 8103dd882b (このIDを非表示/違反報告)
shinov347(プロフ) - この作品!!本当にびっくりするほど面白くて、興奮しっぱなしでした。。。作者様天才ですほんとに。続き心から楽しみに待っています。このストーリー思い付いた作者様本当に神ってます。ほんとに。 (2018年8月30日 18時) (レス) id: 7f3f1e52e8 (このIDを非表示/違反報告)
ソラン(プロフ) - ちむちむさん» ありがとうございます!ちょっと展開急ぎすぎた感ありますが、最後までぜひ読んでください〜! (2018年8月30日 12時) (レス) id: 8103dd882b (このIDを非表示/違反報告)
ちむちむ - 今見ました!凄い展開ですね!楽しみです!頑張ってください! (2018年8月29日 23時) (レス) id: 44bb68e7e6 (このIDを非表示/違反報告)
ソラン(プロフ) - うゆ子さん» コメントありがとうございます!第1章、なんとか終わりそうです^ ^ぜひ最後まで見届けてください! (2018年8月29日 22時) (レス) id: 8103dd882b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ソラン | 作成日時:2018年8月21日 20時