t a n t u m __

5 9 amor ページ12

You side






『上がりましたぁ〜ドライヤー使いました？』




北「うん、使ったよ」








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そう言いながら手招きするから北人さんのところまで行くと、椅子から立ち上がって座るように促された。









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北「乾かしてあげる！」




『え？！自分でやります！』




北「俺がやりたいのー…ダメ？」




『…っ、いいですよ』




北「ふふっ、じゃあやりまーす」









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ふぁ…眠い………。あ、そうだ。








『先輩』




" 隣にいろっていうのは、どうゆうことですか？ "







北人さんが優しく触れて乾かすせいもあって眠くなってきて、ちゃんと打てているかわからない。



もう無理……ねむい………









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北人 side






髪を乾かし終わると、Aが完全に寝ていた。









北「A〜起きて〜！」




『ん…どうゆ☆※○#』




北「もー…スマホ落ちてるし」









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誰かとのトーク画面らしきものが表示されてて、画面が暗くなったから思わず画面をタップした。

……なんでタップしたんだろう。普段 自分がやっちゃうから、か。








なんとなく気になって明るくなった画面を見ると、壱馬とのトーク画面が映っていた。









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" 先輩 "

" 隣にいろっていうのは、どうぬ "









北「どうぬって笑……隣にいろ、か」









スマホを置いて、椅子に座って寝てるAの頬を軽くツンツンしながら見つめる。









ｶｼｬｼｬｼｬｼｬｼｬｼｬ


めっちゃ可愛い…。連写。






撮ったのは言わないでおこ。笑









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北「……ほんっと、可愛いくて無防備なヤツ」

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