t a n t u m _

2 amor ページ2

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その人が歩く道を作るかのように
端っこに避けていく女子たち。






そして目の前に来たモテ男さん(勝手に命名)。
靴の色からしておそらく3年生。









？「A、だよね？」





『え？』









え？なんでこのモテ男さん、私の名前知ってんの？



あ、ちょっと待って







ぱっちりとした大きな目に
左目の下にはホクロ。

そして、肌が白くて可愛い唇。




ということは、あの人しかいない。









『北人さん？』





北「そ！久しぶり！」





『随分 髪色明るくなりましたね』





北「まあね〜東京出てきたし？笑」









この可愛らしい爆イケ男子は吉野北人さん。



あるアーティストのライブで
出会ったのがきっかけ。



その後仲良くなっていきまして
今はとても頼りになる先輩。









この高校に決めたのも
北人さんがいるから、という理由。笑笑









LINEとかでたくさん話してたけど
気づかなかったのは

姿を見ることは無かったから。









北「…」






『まじまじと見てどうしました？』






北「え？変わんないなぁ〜って思って」






『変わる気ないので』






北「ブレないな〜笑」

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