t a n t u m _

3 0 amor ページ31

Hokuto side






昼休み






北「食べた直後のバレーはキツくない？」





樹「しょうがないですよ」





北「…はぁ」





樹「そんなにですか？」





北「…壱馬さ、今日は朝から機嫌よかった」





樹「え…珍しいですね」






ﾊﾞｰﾝ

浦「本日の壱馬さん！ご機嫌よすぎではありませぬか？！」





北「しょへにもそう見えるかぁ…」





樹「なんかあったんですかね？」







.







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今日の朝のこと





教室でスマホをいじっていると
壱馬に話しかけられた。








壱「はよ」




北「ぇ、あ、おはよ」









普段は疲れた声で挨拶してくるけど
今日は違った。いつもよりはっきりした声。









北「なんか珍し…」




壱「なにが？」




北「A関連でしょ、機嫌いいの」




壱「まあそんな感じやろなぁ」







.







きっと昨日は一緒にいたんだろうな。


AにLINEしても既読さえつかなかった。
壱馬が見せないように阻止したのかも。





邪魔が入らないように。








.









北「Aも遊びなら、俺 許さないよ？」





壱「Aはそうゆう相手やない」





北「へぇ…」





壱「だったら、そばに置いときたいって思わんやろ」





北「！！」







.








えっ…壱馬、好き、になったの？もしかして、、
壱馬が本気出したら誰だって勝てない。




でもだからといって好きになったとは限らない。
今までみたいに、そばにいるのが当然、って考えかもしれない。









それなら、自覚する前に早く動かなきゃ…

いや、どっちにしろ早く動こう。




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