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「い、……いま、もどりまし……たぁ……」

ヘロヘロだ。

「禰豆子……ただいま」

禰豆子は眠り続けている。生きている。

「炭治郎くん、お疲れ様」

「わっ、お、お疲れ様、です」

狐面が扉からニュッと飛び出してきた。

「ご飯だよって鱗滝さんが」

「わかりました、すぐに」

部屋の外にいたAさんは気づくと、
禰豆子の眠る枕元に立っていた。

「炭治郎くん」

「は、はい」

「これ」

「……」

Aさんは、鬼殺隊。もしかして、禰豆子を

「……眠る鬼なんて初めて見た」

「……へ?」

禰豆子を優しく撫で、髪を手で掬った。
面の下はどんな顔なんだろう。

細められた狐面の両目の傍に桜の花が咲いている。

「べっぴんさんだ。昼間に見ようとしたんだけどね、眠くて眠くて」

「夜動き回ってますもんね」

「うん。おかげで寝不足さ」

「そう、ですよね」

ずっと、禰豆子の頭を撫でたり髪を触ったりしている。

「っとごめんね。ずっと触ってて」

「いえ!別に……可愛がってくれているみたいで……」

「……うん。可愛いよ」

あれ。
なんだか、Aさんから、悲しい匂いがする。

「さて、炭治郎くんはご飯食べて寝なさいな。私はこれから行ってくるね」

そう言って、Aさんは俺を鱗滝さんの前に突き出した。

*:,.:.,.*:,.:.,.*:,.:.,.。*:,.:.,.。*:,.:.,.。*:,.:.,.。*:,.:.,.*:,.:.,.*:,.:.,.*:,.:.,.。

年号が変わりました!!

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花帆 - 年上夢主さんに甘えてしまう炭治郎本当に可愛い(大好物)ので読めて嬉しいです! わぁ、また書かれた際はぜ拝読できるのを楽しみにしておりますね(*´ω`*)  (2019年9月2日 19時) (レス) id: aa0adc990d (このIDを非表示/違反報告)
五十土(プロフ) - 花帆さん» コメントありがとうございます!お兄ちゃん炭治郎が年上相手にどうするのか書いてみたかったので、好きになっていただけてよかったです^ ^続編もできたら書いてみようと思います。応援ありがとうございます( *`ω´) (2019年9月2日 17時) (レス) id: a2d3564c6a (このIDを非表示/違反報告)
五十土(プロフ) - 鈴香さん» コメントありがとうございます!時間ができたら頑張ってみます!応援ありがとうございます(`・ω・´) (2019年9月2日 17時) (レス) id: a2d3564c6a (このIDを非表示/違反報告)
花帆 - 一気に読ませて頂きました!年上に恋する炭治郎めっちゃ良かったです(*´ω`*) 可愛い…鬼殺隊に入ってからの炭治郎めっちゃカッコ良くなりますし、両想いになるまでやなった後もすごく見てみたいです…!続編も読めると嬉しいです(o>ω<o)受験ファイトです! (2019年9月1日 12時) (レス) id: aa0adc990d (このIDを非表示/違反報告)
鈴香(プロフ) - この作品すごく好きです!!続編や番外編!楽しみにしてますね!受験頑張ってください!(*´ω`*) (2019年8月6日 15時) (レス) id: 433bf9ff90 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:五十土 | 作成日時:2019年4月30日 1時

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