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「なんかごめんね。言いたいこと言えなくて」

Aさんは禰豆子の頭を撫でるのをやめて、俺の方を向いた。

「言いたいこと?」

「うん。……実は」

Aさんは、本当に言いにくそうだった。

「実は……」

正座をした足の上に置かれた手が、強く握られている。

「……明日、此処を出る」

「!」

「で、でも、またすぐにこれるかも。現状報告しないといけない時期だし、また、すぐに」

「本当に、すぐですか」

「えっ、と……」

Aさんは黙り込んでしまった。
明日、Aさんに会うのが最後、と思うと泣きそうな気持ちになる。

「たぶん、炭治郎くんが最終選別に行くときか、帰ってくるときには戻ってくるよ」

「本当、ですか」

「だから……
……そんな、泣きそうな顔しないで」

Aさんが俺の頰に触れる。Aさんの手の温かさが
俺の気持ちに追い打ちをかけるようだった。

「次来るとき、強くなってること、楽しみにしてる」

そう言い残し、Aさんは部屋を出て行った。

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花帆 - 年上夢主さんに甘えてしまう炭治郎本当に可愛い(大好物)ので読めて嬉しいです! わぁ、また書かれた際はぜ拝読できるのを楽しみにしておりますね(*´ω`*)  (2019年9月2日 19時) (レス) id: aa0adc990d (このIDを非表示/違反報告)
五十土(プロフ) - 花帆さん» コメントありがとうございます!お兄ちゃん炭治郎が年上相手にどうするのか書いてみたかったので、好きになっていただけてよかったです^ ^続編もできたら書いてみようと思います。応援ありがとうございます( *`ω´) (2019年9月2日 17時) (レス) id: a2d3564c6a (このIDを非表示/違反報告)
五十土(プロフ) - 鈴香さん» コメントありがとうございます!時間ができたら頑張ってみます!応援ありがとうございます(`・ω・´) (2019年9月2日 17時) (レス) id: a2d3564c6a (このIDを非表示/違反報告)
花帆 - 一気に読ませて頂きました!年上に恋する炭治郎めっちゃ良かったです(*´ω`*) 可愛い…鬼殺隊に入ってからの炭治郎めっちゃカッコ良くなりますし、両想いになるまでやなった後もすごく見てみたいです…!続編も読めると嬉しいです(o>ω<o)受験ファイトです! (2019年9月1日 12時) (レス) id: aa0adc990d (このIDを非表示/違反報告)
鈴香(プロフ) - この作品すごく好きです!!続編や番外編!楽しみにしてますね!受験頑張ってください!(*´ω`*) (2019年8月6日 15時) (レス) id: 433bf9ff90 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:五十土 | 作成日時:2019年4月30日 1時

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