【名探偵コナン】昔私は探偵兼教師でした。【三】

説明と説教を。 ページ27

『話す。という事は降谷さん。彼女の最後の状況も話しますが？』

判断を仰げば、構わないと許しが出るわけだ。

『では、結論から言わせてもらいます。』

亡くなったAA、及び諸伏景光さんは…――

『【公安の裏切り者】に売られました。』


「…は？」

「ちょっと…言っている意味が分からないかな？」

「冗談じゃないんだろ？片桐さん。」

『えぇ…残念ながら、私とナナミと調査済みです。』

ですが…――

『公安に黒が混じっていると情報を残してくださったのは彼女です。』

私も調査していき、分かったのが…

『Aさんが邪魔だったそうです。』


まぁ、そうだろうな？散々探り入れまくった口だから妥当な判断。いや、私が敵でもそうする。


『彼女は、公安内部の不審な動きをする人物を洗っていました。主に警視庁にいらっしゃる様でしたから…』

ですが、その情報も…降谷さん、諸伏さんが調査に潜っている【組織】に流されていた様です。

『よって、11月7日…本来はその組織の幹部に射殺される所だったとか。』


まぁ、ジンならやりかねないな。


『しかし、彼女はそれも読んでいた様ですね。』

色々、引き継ぎが出来ている私のこの情報は…全て彼女が残してくださったモノ

『諸伏さんの情報しかり、Aさんの情報を売り渡した人物の調査には、そう時間は掛かりませんでした。』

しかし、奴らも手練。

『中々尻尾を掴むのに、約3ヶ月も要しました。』

それで、諸伏さんの情報も…――

『…私の手が及ばずして、奴らの手に渡ってしまい…申し訳ありません。』


本当は、【分かっていて見過ごした】と知ったら…ぶん殴られるんだろうな。


ヒロの情報…NOCリストを護ろうと思えば、護れただろう。しかしそうすれば確実に次は降谷が危ういと判断したのだ。


【公安からのNOCは一人にする】

母に話し、諸伏の情報を【囮に調査をした事】により、あのクソ野郎に辿り着けた訳だが…


『…最終的に【警視庁の鼠捕り】…完了致しました。』

諸伏さん

『貴方は少々【自己犠牲が過ぎます】のでしっかり、見直して下さいませ。』

聞きましたよナナミから…――

『貴方、自分をチャカでぶっ飛ばそうとした、とか？』

顔面真っ青なヒロにそこに直れ諸伏と松田さん萩原さん伊達さん…そしてゼロがヒロを囲んだ。

『お説教、宜しくお願い致しますね？』

片桐…ッと引き攣る顔のヒロに

『ご自分の軽率な行動を反省してください。』



と笑ってやったよな？

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