side伊達:生前から。 ページ23
「片桐さんには、驚かされるよ。」
『すみません、ややこしい事をしてしまって…』
「いや…おかげで【引っ掛かり】がハッキリした。」
自分の頭で考えろ…そう告げた【謎の女性】片桐シノさんとの再会は、直ぐだった。
最近捜査一課に配属された【高木渉の教育係】として、以前の事件からの付き合いな為か気が合った。
でだ、その高木が赤信号になり掛けの青信号に飛び出した歩行者の女性を見てみれば…
以前の事件で知り合った片桐さんと来た。
「なぁ片桐さん。あのストーカーが三池さんを狙ってたって…何処で分かったんだ?」
帰り、三池さんを送ってから問いかけた。
『あぁ…それですか。』
眼鏡を上げた片桐さんは、告げるのだ。
『以前の事件…アレの事情聴取の時ですよ。』
警視庁から出る時。
奴が私では無く、目移りする様になったんです。
それから数日、定期的に彼女の周りに現れていたので…数日前から【偶然を装って三池さんに接触した。】
そう話す片桐さんに、此方は鳥肌モノだ。
「…真逆シノちゃん、最初から見抜いてた…とか?」
『最初から見抜ける訳がありませんよ。』
萩原の言葉に可能性の一つ一つを
確かに、探偵ならあの観察眼も頷ける。
「じゃあなんであの時【探偵】と名乗らなかったんだ?」
『別件がありまして…』
苦く笑った彼女は、クライアントが五月蝿くてと零した。
『依頼人のプライバシーもありますから…守秘義務として、あえてデザイナーと職業を偽りました。』
大変心苦しいとは、思っていたんですよ?と語る彼女は少々困り顔である。
罪悪感が勝っている…そんな雰囲気だ。
「じゃあ…Aとは?」
どういった関係だったのか?
告げた俺に、松田も萩原も止まった…
俺が一番聞きたかった事。それはどうしてAを知っていたのかだ。
『探偵仲間…ですかね?』
やり取りは少ないですが、彼女には色々話したりはしましたよ。
あの日の事も知っています。
お互いに危険な場に身を置いている立場ではありましたから…と、片桐さんは少しだけ信頼されていたからと、俺達の話をA自身から聞いていた事から特徴と名前だけで分かったそうな…
そうか。Aも、俺達を大事に思ってたのか。
だがなぁA…もっと俺達の前で言って欲しかったが正直な感想だぜ?
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喜怒哀楽(プロフ) - 澪奈さん» 澪奈様有難うございます!沢山の作品を読んでくださり本当に嬉しいです!ゆっくりではありますが更新頑張ります! (2021年2月21日 20時) (レス) id: 2710fde794 (このIDを非表示/違反報告)
澪奈(プロフ) - 喜怒哀楽は見切り発車さんの作品どれも好きで毎回楽しみにしてます!どの主人公もかっこよすぎです!この作品の主人公もすごく好きで話の展開が楽しみです!お忙しいかと思いますが続き楽しみにしてます!更新頑張ってください! (2021年2月21日 20時) (レス) id: 48c427dff0 (このIDを非表示/違反報告)
喜怒哀楽(プロフ) - Annabethさん» Annabeth様有難うございます!ゆっくりではありますが頑張ります! (2021年2月21日 19時) (レス) id: 2710fde794 (このIDを非表示/違反報告)
Annabeth(プロフ) - 主人公かっこよすぎです。ナナミの時が最近お気に入りです。自分で自分のこと語ってるのが面白すぎる。続き気になります。更新頑張ってください。応援してます。 (2021年2月21日 18時) (レス) id: 5f9898e92c (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - これからも無理せず頑張ってください! (2020年9月27日 15時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:喜怒哀楽は見切り発車 | 作成日時:2020年9月15日 21時