【名探偵コナン】昔私は探偵兼教師でした。

飲み会。 ページ34

「「「カンパーイ！！！」」」

ビールで乾杯をするのは、警察学校組の公安ズを抜いたこの三人である。

『お疲れ様です…。』

「Aもな。」

「聞いた時は驚いたよ…」

『松田さんの電話で危うくパトカーが事故る所でしたよ。』

「お前がメールも電話も無視するからだろ？」

『着拒否にしてやろうか？』

「Aちゃん目がマジだよ…？」

『ちょっと本気で考えました。』

「おいおい…Aさんだって忙しいんだ。」

少しは考えてやれよ。


伊達さんの言葉にしゃーねぇか。じゃねぇよ承知しろよ。


『…全く、私だって考えてない訳じゃないんですけど。』

ハイボールを口に含み、告げるのだ。

『恐らく【口外厳禁の案件】に関わったんですよ。』

「口外厳禁？」

首を傾げた萩原さんに頷いた。

『…警察上層部案件、といった所ですかね。』

「それ、根拠あるのか？」

松田さんの言葉にありますよ。と小さく告げる。

『まぁ、それも言いませんけど。』

簡単な事情聴取をして、松田さんが来るまで暫く新人さんと立ち話をしてました。

『日も落ちていましたし、恐らく暴漢対策も含まれていたんでしょう。』

「ほう？…気の利いた新人だったんだな？」

伊達さんの言葉に、お宅等の同期だけどね…とは口が裂けても言えない。

「その新人っていうのも推測だろ？」

『推測ですが、あの若さでそういう職に就いて居るという事は…まず間違いないでしょうね。』

「ふうん…？相変わらずAちゃんは鋭いよね〜？」

『萩原さん、酔ってますね？ビール没収です。』

「え！？」

『今日は私からも大事な話があるので、べろんべろんでなられると、困るんですよ。』

「ほう？大学生のAさんからの大事な話なぁ？」

『馬鹿にしてます？松田さん。』

結構重要なんですけど…そう零しながらもハイボールを飲み干した。

『…大学卒業後の話ですよ。』

「お？決まったのか？」

『えぇ…決まりました。』

っといっても…まだ自分探しの通過点にしかすぎませんけど。


そうして、腹を括った。


『…イギリスに、留学しようかと思っていまして。』

「「「イギリス！？」」」

『…そこまで驚く事ですか？』


前世の事があるから、海外出張が珍しいとも思ってないんだけど…普通はそうじゃないんだったわ(麻痺)


「…国外だとは思わなかったよ。」

『父から誘われて…今ある自宅も引払うそうなので、それも含めた話です。』




そんな寂しい顔をするなって。

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