8話 貴女side ページ10
《貴女side》
…
……
ハァ、ハァ…
快斗ぉ、っ、快、斗ぉぉ。
泣きながら快斗の手にすがると、声が帰ってきた。
快斗「もっと走れ！俺が守ってやっから。」
一番心強い、安心できる声。
きっと、日本中の警察束にしたって、快斗には敵わない。
それだけ頼りになる存在だった。
そしてその時の私にはもう、他に頼れる存在が、なかった。
涙を拭いていると、
シュン！
・
・
サイレンサーの音だった。そして、左腕に激しい痛みが走った。
A「あ"っっ…！！」
快斗「おい！だ、大丈夫か⁉」
A「痛っ…ぃぃ…。」
快斗「A！ここだ！」
支えられて、家と家の小さな隙間に入る。そこは、二人が秘密の隠れ家に使っていたところだった。
快斗が、ポケットからハンカチを取り出して、慣れない手つきで私の左腕に巻きつける。
快斗「気にするな、このハンカチ、俺の親父のだから。きっとマジックで、すぐ直してくれる。それまで…」
A「…ぇーーん」
快斗「泣くなよ」
快斗は私の手をぎゅっと握って、
私を絶対離さなかった。
〜〜〜
わー！やっと！
やっと思い出の場面まで来ました♡
長かったー。
これからも、じゃんじゃん秘密を公開して行きますので、
気に入った方は、☆をおしてください！！
おまちしています！
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空俚(プロフ) - 初投稿でこんなできのよさ…こやつ…やるなw (2016年8月12日 4時) (
レス) id: e1ffb4c6c1 (このIDを非表示/違反報告)
ユリ(プロフ) - くっ…、展開が素敵すぎる…！！ (2016年2月21日 23時) (レス) id: 5bf2b7ad9f (このIDを非表示/違反報告)
みおん - 面白い (2014年9月5日 21時) (レス) id: c9d87e6a43 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まりぃ | 作成日時：2014年8月12日 16時
