［怪盗キッド］海の上で、この世で一番のマジックをあなたに。 (ページ3)

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1話ページ3

A「あ、っ、えと、赤井Aです。よろしくお願いします！」

先生「はい、じゃあ、…そう！工藤君の隣に座ってもらえるかしら？」

A「あ、はい！」

勧められた席に着く。
これから新しい生活が始まるんだ。

よし、自己紹介！
私は赤井A。
FBIで伝説のスナイパーと名高い
←って、こんなこと私が言っちゃっていいのかわからないけど。
赤井秀一の妹です。

と言っても、血が繋がってるわけじゃない。
そう、あの事件以来、ひきとられていて…
でも、帝丹のみんなには絶対にばれないようにしなきゃ、そう心に決めて高校生活を始めている。

決心して、私は机から顔を上げた。

すると…

園子「ね！っちょっと、この子なかなかの美人じゃない？」

い、いきなり、びっくり……

蘭「もぉ、園子ったら、そんな顔覗き込んだら迷惑でしょっ。大丈夫だった？」

A「うんうん。大丈夫！あの、お名前…」

蘭「あ、私は毛利蘭で、こっちが鈴木園子、それから…、このボーッとしてる推理オタクが工藤新一。」

新一「って、おい、わざわざ初対面の子の前で推理オタクって言わなくてもいいじゃねーか。」

蘭「はいはい。」

声をかけてくれた子達はみんな明るくて、会話の中にいられることがとても嬉しく感じられた。

A「こちらこそよろしく！えっと、蘭ちゃんと園子ちゃん！」

園子「あーら、園子でいいわよ、園子でっ☆」

A「はぁーい」

新一「おい、無視かよ…」

こうして、私の帝丹ライフは始まった。
これが、運命の出会いの、そして、史上最悪の事態の幕開けだったなんて知らず…。