15話 ページ17
園子「はぁい、とおちゃーく」
A「わ、お、お姫様みたいな部屋！」
蘭「さ、早くトランク開けちゃお！」
部屋についた私達四人は、早速荷物を広げはじめた。
やっぱ、夏だからみんなノースリーブかぁ…。私はちょっと恥ずかしくて、持ってこれなかった。
そんな時、
ハラリ
和葉「Aちゃん、何か落ちたで？」
A「…っ///、はっ、ありがと」
和葉「大丈夫？きっと大事なものなんやな、これ？」
A「そう！そうなの…」
それは、例のハンカチ。
なんだか最近、どうしても会いたくなって、お守りがわりに持ち歩いていた。
くしゃくしゃになってしまったハンカチを慌てて拾うと…
あれ？
今まで気がつかなかったが、白地に白で刺繍がしてある。私の血の色で、少し濃くなってたけど、ずっと内側にたたみこんでて、存在を知らなかった。
でも、その内容で、心臓が止まるかと思った。
“KID"
え？
き、キッドって、あのキッド？
そういえば快斗、このハンカチを確か…
快斗「…俺の親父のだから。きっとマジックで、すぐ直してくれる。」
快斗のパパは、キッドだったの…？
もし、もしキッドが快斗のパパなら、彼に会えば、快斗のことを教えてくれるかもしれない。
そして、そのマジックで引き合わせてくれるかもしれない。
私はそのハンカチをきゅっと握って、ポケットに入れた。
会えることを信じて。
例え、どんな再開の仕方でも…。
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空俚(プロフ) - 初投稿でこんなできのよさ…こやつ…やるなw (2016年8月12日 4時) (
レス) id: e1ffb4c6c1 (このIDを非表示/違反報告)
ユリ(プロフ) - くっ…、展開が素敵すぎる…！！ (2016年2月21日 23時) (レス) id: 5bf2b7ad9f (このIDを非表示/違反報告)
みおん - 面白い (2014年9月5日 21時) (レス) id: c9d87e6a43 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まりぃ | 作成日時：2014年8月12日 16時
