だったらシュワルツェネッガー。 (ページ9)

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●ラウール。ページ9

いつものように私ん家来て

いつものようにジュース片手に

あの女優さんがかわいいだの、

あのモデルさんの胸が大きすぎるだの、

どうでもいいことばっか言ってる友達のラウール

なんとなくテレビつけると水族館のCMが流れた。

うわ、懐かしいな、、、

昔好きな先輩に連れてって貰ったなぁ。

「はぁ、、、彼氏欲し。」

『ぶはっ！』

「ちょっとー、汚いなぁ。」

『いや、だって急に彼氏欲しいとか言うからっ。』

「いや、そりゃさ？

カッコいい彼氏と水族館デートとかさ？したいじゃん。」

『俺が連れてってやるじゃん。』

「えー、ラウールとー？」

『俺じゃ不満なのかよ。』

「ラウールは私と居すぎ。ちゃんと彼女作んなよ。」

『いい別に。』

「え！まさか、男好き！？

あ、そっか、目黒くんとか向井くんと、、、

そうだよね、、、笑。」

『ばか！お前が好きだからだよ！』

「え、、、？」

『はっ！！！あー！！！照。

勢いで告っちまったじゃん！！！照。』

「ラウール、、、私の事好きなの、、、？」

『す、好きだよ、、、大好きなの！照。』

照れすぎてジュース一気に飲んでまたこぼしたラウール。

でも嬉しくて怒れなかった。