【鬼滅の刃】新しい隣人は、私の推しでした。4

第152話 【閑話】女の子の日2 ページ18

「大丈夫じゃない時は頼ってもいいんだよ、俺は何でも1人で解決しようとするAが少し心配だ。」

『…ごめん』





未だに引かない腹痛のせいで半分ヤケになって答える





「ホットミルク作るから、毛布にくるまって寝てて。」






私を後ろから抱きしめていた炭治郎が離れると、ぐっと周りの温度が下がった気がした

慌てて冬用の毛布を引っ張り出し、ソファの上でくるまる
ソファでこんなことしちゃいけないのは分かってるけど、今回だけ、特別に。




「出来たぞー！」
『ありがと』





炭治郎が作ってくれたホットミルクを1口ごくんとのめば、甘くてあたたかいものがお腹の中で広がっていくのを感じた





「特別にはちみつ入り。」





えへへ、と笑う炭治郎
その笑顔だけでお腹の痛みが引く気がするよぉ、護りたい、この笑顔っ！！！！

と、思っていたのだけれど。







『っつ』



来た、きたきたきた
腹痛の波が来たぁぁぁやめてぇぇぇ！！！

せっかく引きかけた痛みが波となって押し寄せてきた
頭の中では、腹痛という波が物凄い勢いで迫ってきているという想像が繰り広げられている





コト、と机の上にホットミルクを置き、蹲る
なんだかんだ言ってこの体勢が一番楽なんだよね



「ど、どどどうしたんだ！？救急車！呼ぶか！？！？」



あわあわとしだす炭治郎に少し笑ってしまう




『大丈夫大丈夫、この体勢が一番楽なだけだから、』

第153話 【閑話】女の子の日3→←第151話 【閑話】女の子の日

ラッキー鬼滅アイテム

炭治郎のキス

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す