【鬼滅の刃】新しい隣人は、私の推しでした。2

第68話 童磨の悲劇 ページ29

彼の乗る車の窓を叩く音

童磨がハッとしてその音の主を見れば、優しそうな顔をした女性がニコニコしながらこちらを覗いていた



調べはついている。炭治郎と同じアパートに彼氏と住む胡蝶カナエ。
温厚で優しく、寛容な性格。

恐らく車をずっと駐車させている事に関して注意しに来たのだろう、そう踏んだ童磨は車から出た




「すみませんねぇ、今すぐこれ出しますんで！」

「いえ、私が言いたいことはそれじゃないんですよ」






胡蝶は笑顔のままそう返す
それじゃない？じゃあ一体何なんだ…





その答えは一瞬で出た






「うわっ！！！！」






童磨の視界が一瞬で回転した
半ば首を絞められるような体勢で誰かに持ち上げられ、足が地面につかずにバタバタする





「あの写真、ここで燃やせやァ」






低めのドスの効いた声に本能からヤバい奴だと察した童磨は、「わかりましたわかりました！」と連呼する




「じゃあ燃やすぞォ」




ﾎﾞｯ






言わずもがな童磨を襲ったのは不死川だったのだが、彼の取りだしたライターで燃やされたのはカメラだった。
もちろんさっき撮った炭治郎の写真のデータも、一旦消しておいてまた復活させようと思っていた写真のデータのバックアップも燃えていく。




「あああああああああ！！！！！！！」




地面に蹲って泣き叫ぶ童磨に不死川は冷たい視線を向けた





「お前、今度またこんなことしやがったら、二度と日の目見させねェから、覚悟しとけやァ。」






「これ、一眼レフ代です。」とお金を置いた胡蝶と連れ立って、不死川は帰っていった





「もう、炭治郎を追うのはやめよう。うん。」






「教祖にでもなろうかな」と呟きながらすごすごと帰っていった童磨であった。


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一波乱起きる前に一件落着しちゃいました！！
大人は怖いですね…( ¯▽¯ )
炭治郎＆夢主ちゃんカップルのセコムのお2人です！！

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ラッキー鬼滅アイテム

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