【鬼滅の刃】新しい隣人は、私の推しでした。

第36話 ｢好き｣の理由 ページ41

なにか特別なきっかけがあった訳じゃない


毎日のように話していたらいやでも彼の性格が分かる





人への気遣いを忘れない
どんな嫌なことでも率先してやってくれる
悪口や愚痴を言わず、いつも笑顔でいる

そういうものに私はなりたいみたいなレベルで人間の鏡だと思う





一見すると完璧人間にも見えるけど、じつは独りで溜め込みやすいタイプだと思う
「迷惑になるから」と誰にも相談せずに抱え込む

そんな彼の一面を知っているのも私くらいじゃないかなと思ってしまう



だから、竈門さんの隠した気持ちの捌け口になりたい、とも思う









告白する？そんなことずっと考えてた。


もし気持ちを伝えたら、今の楽しい関係が壊れてしまうのではないかと思って怖くなった

そして、竈門さんは、炭治郎は、アイドルなんだ


今でさえ他のファンの子達からしたら裏切りのような行為をしているんだ
私だけが一丁前に告白するなんて、こんな甘い蜜を啜るのは良くない




その日初めて私は、竈門さんのことを「炭治郎」だと意識してしまった。

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煉獄さんの羽織

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