【鬼滅の刃】新しい隣人は、私の推しでした。

第20話 焦る！！！ ページ23

そうめんも食べ終わり、雑談をしていた


「もう9時か、楽しいと、時間ってすぐ過ぎちゃうもんなんだなぁ」

『えっっ』





やばい。
焦りが脳内を走り回る



時間の進みが早かったことへの焦り、竈門さんの家に長居してしまった焦り、そして最も焦っていたのは。





『すみません、新しい炭治郎さんのドラマが今日から始まるのでそろそろ帰らなきゃ！！』




そうなのだ。
今日から炭治郎のドラマが始まる

炭治郎主演、ヒロインに美人女優の栗花落カナヲを迎える恋愛ドラマ
これは見るっきゃないのだ。9時からリアタイで。




『洗い物やります！！』
「いいんだ、ドラマ見てくれた方が嬉しいし」
『いや！！やりますって！！』
「いやいや…」





結局、2人で洗いと拭きを分担して終わらせ、私は足早に部屋に帰った

この恋愛ドラマでは、炭治郎が初の黒髪姿に挑戦するらしいのでずっと前からワクワクしていた
ウキウキ気分でテレビをつければ、ちょうど始まったところでホッとする




『はぁぁぁ、黒髪炭治郎カッコよすぎかよ！！拝み倒したろか！？！？』




リモコンをつかんでぶんぶん回しながら半ギレする







…あれ、それにしても、なんか見覚えあるな。

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炭治郎が黒髪だったのは、ドラマの撮影をしていたからです。
「ドラマみてくれた方が嬉しい」っていう言葉で気づかないもんですかねー、鈍感夢主！！！！


【オタクあるある】
自分や親しい友人の中では、推しの名前を呼び捨てやあだ名で呼んだりするけど、他人にその人のことを言う時は敬称になってしまうー！

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煉獄さんの羽織

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