【鬼滅の刃】新しい隣人は、私の推しでした。

第19話 竈門さんとごはん ページ22

「好きなとこにかけといてねー」




竈門さんはキッチンに入って準備をしてくれている
キッチンに立つ男性…
後ろ姿だけでもイケメンがすぎるぞ。



部屋の構造は私の家と左右対称なだけでほぼ同じ
なのになんだ、この清潔感は！！


無駄なものは一切置いていないシンプルな部屋
男の人ってみんなこんな綺麗な部屋に住んでるの！？





「そういえば、Aちゃんは自分の分は作ってないのー？」
『あ、作ろうと思ったんですけど、すだちがそれで終わっちゃったので後で普通にそうめんを湯がこうかと』




今回は張り切りすぎてしまって、やけに竈門さんの分量を多くしてしまったのだ
だから、すだちの量が尋常ではなく、それに合わせてそうめんを多くしたらほぼ2人前程の量になってしまったのだ




「じゃあこれ2人でたべよっか。」



取り皿を出しながら嬉しそうに言う竈門さん。
そんな爽やかな彼とは真逆に、私の心の中では大騒ぎが起こっていた


━━━━━━━━━━━━━━━

え、え、それって、同じ器から取り分けて食べるってことだよね

同じ釜の飯を食うってやつだよね！？
すっごい親しい間柄って意味だよ？？？？


この炭治郎似の爽やか超絶イケメンと？？？




うわああああああああ！！！！！！！！


━━━━━━━━━━━━━━━



「はい、どーぞ！」
『ありがとうございます』



ご丁寧に麦茶まで出してくださって、緊張のあまりごくんと1口飲む

『うまぁあああ…』



何だこの麦茶、美味しすぎる
ただの麦茶でさえイケメンが目の前にいると美味しすぎる。




「おれはそうめんを頂こうかな！
すだちが入ってるのは初めてだな…」



実はこれを作ったのは初めてだったので少しドキドキする
竈門さんはひとくち食べると、まるで子供のように目を輝かせた




「うまい！！！！！！これめちゃくちゃ美味しいよ！！！」




笑顔で何度も私とそうめんを交互に見る彼に笑ってしまう



「ほらほら、笑ってないで！Aちゃんも食べてよ！！」




「本っ当に美味しいんだから」と、まるで自分が作ったかのように誇らしげに言ってくるので嬉しくなる

竈門さんと食べるすだちそうめんは、さっぱりしていたけれど、少しだけ甘酸っぱかった。

第20話 焦る！！！→←第18話 すだちそうめん

ラッキー鬼滅アイテム

煉獄さんの羽織

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す