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第32話 至れり尽くせり ページ37

〜炭治郎side〜


『起きて…』




誰かの声が遠くに聞こえる
温い掛け布団から出たくない



『起きてくださーい』


この声は…



『竈門さん!!!!!おーーきーーてーー!!』

「うわああ!」




そうだ、昨日あのままAちゃんの部屋で寝ちゃったんだ


┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
「明日も朝早いんだろ、頭冷やせ」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

ぼんやりと考えていたが、宇髄さんの言葉が脳内を駆け巡り、一気に顔の血の気が引いた



「今何時ですか!!!!!」



『朝の3時ですよー、今から準備したら生放送に充分間に合います! お粥温めておいたので食べてください!』

「いやでも」

『食べて!!!』
「は、はい!」



Aちゃんの気力に押され、慌ててお粥を食べる
昨日とは違って卵も入っているお粥は俺の胃を優しくあたためていった



『着替えたら、車出すので乗ってください!!』
「いや電車で行くから大丈夫だよ!」


『駄目です、無理は厳禁なんだから車の中で寝ててください。ほんとは一日中寝てた方がいいのですが、竈門さんはきっと拒否されると思ったので』



こんなに至れり尽くせりしてもらう価値なんて俺にはない
彼女だって自分のしたいことあっただろうしもう少し寝てたいんじゃないか


そんな俺の表情を誤解したのか、Aちゃんは『免許は結構前にちゃんと取ってるので安心してください』と可笑しそうに笑った




「違う違う、こんなに迷惑かけられないよ。
昨日は倒れてたのを助けてもらった上に家に泊まらせてもらったり看病してもらったり、それだけで大助かりなんだ」

『何言ってんですか、お隣さん同士助け合うのが道理ってものでしょうが!』





Aちゃんはさも当たり前かのように快活に笑った
下心の匂いを一切させずに。



━━━━━━━━━━━━━━━

「誕生日プレゼント」って打とうとしたら「炭治郎プレゼント」って打っちゃいました。
小説作ってると予想変換が小説色に染まるんですよねw

「た」って打てば炭治郎だし、「か」って打てば竈門さん。

第33話 「何か」→←第31話 2人は別人


ラッキー鬼滅アイテム

煉獄さんの羽織


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琴音 - めっちゃくっちゃ、キュンキュンしました!ありがとうございました🙇 (2022年3月15日 17時) (レス) id: 65eb06c570 (このIDを非表示/違反報告)
りんごの皮100%(プロフ) - 炭治郎、伊之助、善逸の歌に入ってるセリフのセンスに笑ってしまった笑(褒めてます) (2021年5月4日 1時) (レス) id: 7d4c68e31d (このIDを非表示/違反報告)
蒼爽(プロフ) - 星流さん» すだちそうめん美味しいですよね!キュンキュンしっぱなしでいくぞーーい! (2020年8月11日 20時) (レス) id: 16faa558cc (このIDを非表示/違反報告)
蒼爽(プロフ) - 炭子さん» 書いてる私もどしーん!ずどーん!!ってなってましたw (2020年8月11日 19時) (レス) id: 16faa558cc (このIDを非表示/違反報告)
蒼爽(プロフ) - 蜂蜜色さん» みます!!よみます!!!!!! (2020年8月11日 19時) (レス) id: 16faa558cc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:蒼爽 | 作成日時:2020年5月28日 19時

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