【鬼滅の刃】新しい隣人は、私の推しでした。

第25話 身体の限界 ページ28

〜Aside〜


重い。



失礼なんだけど、重い。



筋肉つけすぎじゃないですか竈門さん！？
背中越しに竈門さんの腹筋が当たるのがわかる
見た目結構細身なのに割れてるよこの人！！

イケメンな上に細身マッチョとか人生の持てるもの全て持ってないですか！！！！！





こんなふうにつっこんでいるものの、自分の体も限界を迎え始めていた

男の人を背負って歩くなんて人生でそう経験することではないし、何せ今はハイヒールを履いているのだ
私はPerf○meじゃありませんよって。





でも、私が歩みを進めるのを止めないのは、背中かから膨大な熱を感じるからだ



ざっと38度はあるだろうし、下手したら39度。
一刻も早く落ち着くところに寝かせて薬を飲ませないと。

そして、無理を押して外出した竈門さんを叱らねばなるまい。






家まではあと1キロ弱といったところだろうか
そこまで自分の体が持つかわからない、でも行くしかない





竈門さんを揺らさないよう、細心の注意を払いながら進む




汗を流し、髪を振り乱しながらハイヒール姿で男性を背負って歩く。


＿人人人人人人人＿
＞やまんばタイム＜
￣^Y^Y^Y^Y^Y^Y^￣

疲弊した脳内にこの言葉が飛び交う
これは女性としてはあるまじき姿であるが、黒歴史として墓まで持っていくことにしよう。



しかし数秒後、私はハイヒールを履いてきたことに後悔することになる


┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈


『あっ！！！』



足が縺れた！
そう感じた時にはもう遅かった



上手くバランスが取れずに倒れる




竈門さんに衝撃を与えないようにしなくちゃ、そう思い、彼の下敷きになろうと体を動かす

痛みに備えて目を閉じた───────




はずだった。









「おィ、大丈夫か？」





私と竈門さんをまとめて抱きとめたのは、実弥さんだった。

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私は不死川実弥愛好家なので、どうしてもかっこいいシーンを作りたくなっちゃうんですよ！！！！
さねみんだいすき！！！！！

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煉獄さんの羽織

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