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「ねえ…喧嘩売ってるの?」
「思ったこと言っただけだろ。」
さっきから大翔先輩に対する一也の態度が気に食わなかったのに、今度はこっちに攻撃を仕掛けてくるのか。
「一也よりもよっぽど優しいし、それにいい人だから。」
そう言うと、何が可笑しいのか鼻で笑われた。
「こんな短期間であいつの何が分かんの?」
「短期間でも、すごい真っ直ぐで素直な人だってちゃんと伝わってくるし。ちゃんと分かってるから!」
「どうせ顔だろ、お前があいつを選んだ理由なんて。さっきから綺麗事並べてるけどさ。」
何で一也にそんな風に言われなきゃいけないわけ?
青道に来てから、どんどん一也を嫌いになっていく。
「別に顔で選んだとかじゃないし。でももし仮にそうだったとしても一也には関係なくない?」
「はっ!確かに!言われてみればそうだな!」
人が真剣に話していれば、いきなりまたこうやっておちゃらけた態度を取ってくる。
「ほんとさっきから何がしたいの?」
「何がしたいかって?お前達の仲を壊したい。」
「は?」
「ほら、俺ってお前の言う通りいい人じゃないからさ。そういうの楽しそうじゃん?♡」
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...syokatsu...(プロフ) - まっすぐ大事にしてくれる鳴ちゃん最高です( ; ; ) (2月17日 4時) (レス) @page1 id: d0d431729c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おにぎり | 作成日時:2024年2月15日 20時