67 ページ17
.
わざと人の嫌がる事してくるくせに、今更どうしてそんな傷ついた顔するの?
これじゃあたしが悪者みたいじゃん。
「…とにかくそのままじゃ他の奴らに見られるだろ。」
「誰もあたしのこんな姿興味ないから別にいいし。」
そう言うと怒った顔をして、どんどんと近づいてくる一也。
な、なんなのさっきから。
一也に恐怖を感じて後退るけど、壁に当たってしまった。
「誰も興味ない…?あっそ。」
突然、両腕を掴まれたと思ったらTシャツを捲し上げられ下着が露わになる。
「ちょっ…!!!な、なにやめてよ!!!!」
恥ずかしくてすぐにでも隠したいのに、腕を掴まれているので動けない。
「俺は興味あるから見てんだけど。」
下着が透けてるくらいって考えだったのに、こんな姿は見られたくないに決まってるじゃん!!!
「もうやめてよ!!」
涼しい顔の一也に対してブチギレると、すぐに腕を離してくれたので急いで距離を取った。
「上野だって男なんだから、もしかしたらこういう事されるかもだろ?」
「そんな事絶対にしない!!」
それについて溜め息をつく一也。
ありったけの文句を言ってやろうとした瞬間、真面目な顔に変わってこっちを見つめてくるから何も言えなくて。
「俺、お前のこと好きだから。覚えといて。」
.
84人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
...syokatsu...(プロフ) - まっすぐ大事にしてくれる鳴ちゃん最高です( ; ; ) (2月17日 4時) (レス) @page1 id: d0d431729c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:おにぎり | 作成日時:2024年2月15日 20時