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思考が停止するってこういう事をいうんだと思った。
……一也があたしのことを好き?
何て言葉を返せばいいのが分からなくて沈黙が続く。
いつから好きだったの…?本当に好きなの?
でも、いつもと違ってふざけてないし。
だんだんと意味が理解できて、早く何か言わなきゃと思っていたら一也が最初に口を開いた。
「ぷはっ!なに真に受けてんだよ。」
「……え?」
「冗談に決まってんだろ。」
「………はあ?!」
………何だろう、なんかすごい嫌な気持ち。
「鳴に好きって言われてどんな反応してんの?」
その質問も含めて、一也に対しての嫌悪感が募っていく。
「一也には鳴ちゃんとのこと話したくない。」
「はあ?何だよそれ。」
「そのまんまの意味。」
これ以上話すのも無駄だと思って、一也との会話を一方的に終わりにしてその場を去った。
どうして一也はいつもこうなんだろう。
何がしたいのか本当に分からない。
「よお、お疲れ♡」
?????????????????????
昨日あんな事があったのに、部活終わりに普通に話しかけてきた一也を目の前に固まってしまう。
「何だよその顔は。」
「…二重人格か何かなの?」
「何が?」
昨日の事を何も覚えてないかのような態度にも苛立つ。
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...syokatsu...(プロフ) - まっすぐ大事にしてくれる鳴ちゃん最高です( ; ; ) (2月17日 4時) (レス) @page1 id: d0d431729c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おにぎり | 作成日時:2024年2月15日 20時