検索窓
今日:47 hit、昨日:114 hit、合計:14,079 hit

34 ページ34

.


成宮


「ごめんね、まだ帰ってきてないみたい。」

「そうですか…。」

「君もそろそろ帰った方が「あ、帰ってきたようだよ。」


勢いよく後ろを振り返ると確かに一也の姿があって、一目散に一也目掛けて走った。


「一也!!!今までどこに行ってたんだよ!!!」


一也の親が見てるのに、そんな事も考えられずに大声で怒鳴り散らした。


「どこだっていいだろ。」

「Aがずっと探してたんだぞ!!!」

「そうなんだ、お疲れ。」


何なんだよ、さっきからこいつの態度。

Aの事になるといつも取り乱してたのはお前だろ。


「明日いなくなるの知ってんだろ?」

「聞いた。」

「もう会えなくなるのに、何なんだよその態度!!」


こんなのいつもの一也じゃない。

目の前にいるのが誰なのか分からなくなりそうで怖かった。


「そんな事言う為にわざわざ待ってたのかよ。」

「そんな事…?お前!!!「さっきから聞いてりゃ、まるで自分がヒーローにでもなったつもりかよ。」

「は?俺は別に「お前が俺を探してたのはAの好感度を上げたかったからだろ?」


違う、そんなんじゃない。

俺はただAが悲しい気持ちのままじゃなくて、少しでも安心してここを離れて行ってほしかったから。なのに──


「はは…お前ってサイテー野郎だな。」


呆れ、怒り、悲しみを込めて一也へ放った。


.

35→←33



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (18 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
55人がお気に入り
設定タグ:ダイヤのA , 御幸一也 , 成宮鳴   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:おにぎり | 作成日時:2024年1月28日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。