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笑顔で頷くと、いきなり視界が真っ暗になった。
「Aじゃん！！！！ずっと会いたかった！！！」
すぐに抱きしめられている事に気づいたが、久しぶりの再会が嬉しくて鳴ちゃんの背中に手を回した。
「何で？？！！どうしてここにいんの？！」
「実は今年の春からこっち戻ってきたんだ！」
「何それ！！俺聞いてないんだけど！」
引っ越してからも連絡は取り合っていたけど、この事は鳴ちゃんには秘密にしていたのだった。
「驚かそうと思って内緒にしてたもん。」
「もっと早く教えてくれてたら一緒に色々出かけたりできてたじゃん！！！」
ムスッと拗ねる仕草が昔と変わってなくて笑みが溢れる。
「あ、あのー…お二人はお知り合いで？」
ここで沢村君と鳴ちゃんの横にいた人そっちのけで話していた事にようやく気づいて鳴ちゃんから離れるが──…
「久しぶりの再会なんだからもうちょっといいじゃん！」
中々、離してくれない鳴ちゃんに困ってしまう。
「その子嫌がってんだろ。離れてやれ。」
「うるさいなぁ…雅さんは黙ってて！」
「おい鳴、うちのマネ返して。」
すると、どこからか一也がやって来てくれて解放された。
「……は？Aが青道のマネージャー…？」
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作者名：おにぎり | 作成日時：2024年1月28日 22時
