神威の許嫁は… part.2

困惑 2 ページ4

in団長室


"コンコン"



「どーぞ」

「失礼しまーす」

「ちゃんと来たんだね」

「仕事はちゃんとしますよ」



不本意だけど





「それで何の用ですか？団長」


「明日、俺と部下3人でコロニー星に乗り込むから
Aにもついてきて欲しいなって」


「え、なぜ私が」


「だって団長補佐でしよ？」




くそっ、いいように団長補佐使いやがって








==回想=====



逃亡 27 続き



「またAと生活出来て嬉しいな〜」


「私は憂鬱だよ、はぁ」


「ため息ばっかしてると幸せ逃げるよ？」

「誰のせいだ！」





銀さん、神楽、新八
大丈夫かな






「今他の奴のこと考えたでしょ？」


「え？」




まあ考えたっちゃあ考えたけど

すっ鋭いな





「まあ、いいや。今は」

「今は？」


やべ、嫌な予感






「そうだ！Aには明日から団長補佐やってもらうから」


え、今なんと



「団長補佐」



読心術かよ
ってそこじゃなくて




「えええええええええ！？」


「ということでよろしくね！」



いや！全然よろしくない！



「拒否権は…「ない」



ですよねーーー








「A」


「？」





ゆるりゆるりと神威は私に近づいてきて




「もう俺から離れないでね？」





としっかり目を見つめながら囁いた



目を逸らしたくても逸らせない






何か言おうと口を開けた瞬間



「俺用事あるから行くね」



神威に先を越されてしまった




「あっ」

「ん？」

「いや、なんでも」




神威はニコッと笑って部屋から出て行った





(なんで引き止めてしまったのだろう？)






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