隣の席の、キムテヒョンくん。 (ページ7)

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7話。ページ7

ASide

うわ。これが噂のパン社長とかいう人か。

優しそ。お父さんみたい。

PD「みんなおつかれ～頑張ってる？...ん？その子だれ？」

パンさんが、愛想良く彼らに聞いた。いや、なんだよ。私のこと呼んでたのあなたじゃないんですか。

TH「社長！前社長が女の子を連れてきてって言ったから連れてきましたよ！」

キムはそう言うと、私に向かって全く悪意のない笑顔を向けた。

PD「あ～ありがとう！そっかそっか。はじめまして。名前は？」

「村上Aです」

PD「お！日本人の方か！どうりでちょっと小さめだな～とか思ってたんだ。そうだ、本題入らないとね。テヒョンたちから聞いてると思うけど。マネージャーとラップグループ、どっち志望？」

どっち志望？って聞かれてもな～。決まってないしやるつもりもなかったし。

「あの、キムとジミンに誘われて来てみただけでまだなんも考えてないんです」

こういうときはホントのことを言うのが1番賢明なんだ。

PD「そうなの？ちなみになんかスポーツとかやってた？習い事とか」

「バスケをちょっとだけ...。でもすごい下手くそですよ。ベンチだったし。」

YG「え、お前バスケやってたの？俺と一緒じゃん。こんどやろうぜ。最近全然やってなくてストレス溜まってたんだよ」

「ユンギさんもやってたんですか...え、ユンギって、まさか全国優勝にも導いたとかなんとかっていうあのユンギさんですか」

YG「あぁ、そんなこともあったな」

え、すごくね？？ユンギさんすごくね？？神じゃん。やば。やば。

PD「じゃあ体力面では大丈夫そうだね。...うーん、そうだな...あんま乗り気じゃなさそうだし...」

PD「今入ってくれたら、給料今から払うけど」

なんですかそれ。

そんなの、入るに決まってるじゃないですか。