警察庁警備局警備企画課を覗いてみよう [名探偵コナン]

35話 ページ36

「そしてね……」

「え、終わりじゃないの」

「そんなに嫌そうな顔しないでよ！」



〜回想〜



結局部下の腰に腕を回す羽目になる29歳独身男性。


『…ちょっとつけられてるっぽいんで撒きますネ』

「ﾍ…」


ブォォオンと大きな音を立て、何をするかと思いきや俺の部下は渋滞しているトンネルの壁を上司を載せたバイクで走り始めた。


俺もやるけど乗せられてる側は気が気じゃないなこれ。こわい。


「丹野？？！！！上司を載せたバイクで無茶すんなよ！？！？」






.







『絶対に無事に送り届けるんで私にしっかり捕まっといてください』

「はい(きゅん)」



〜回送終了〜



「ひたすらきゅんきゅんしてたよ。」

「ここまで長いよ安室さん。でもまぁ、Aさんってやっぱりすごい人なんだね〜」

「僕の部下はとてもいい人間だよコナンくん。」

「ｿﾀﾞﾈ〜」
.


.





『……』

「良かったな丹野。褒められてるぞ。」

『からかわないでください風見さん。』

「すまないな。何だか最近丹野の照れるポイントが掴めてきてな。」

『こっち見ないでくださいよ。』

「はいはい」



全部聞かれてた。








(でも安室さん、Aさんのドライブテクニックは初めてみたの？)

(あぁ、そうだよ。実際乗ったのは初めてだね。)

(白鳥警部がこないだAさんには二度と運転させません。って言ってたから白鳥警部の方が最初だったね。)

(誰だい？？そのいかにもチャラそうな白鳥とかいう人は。)

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