警察庁警備局警備企画課を覗いてみよう [名探偵コナン]

31話 ページ32

「おい風見。丹野はどうした？」



取り調べに行ったきり帰ってこない部下が心配な降谷。

彼は犯人の追跡に行っていることを知らないようだ。




「お疲れ様です降谷さん。丹野は捜査一課の者と犯人の追跡をしていたそうで今京都だそうですよ。」

「は？」



「えぇ。丹野は京都にいます。」

「取調べだけじゃなかったのか？そして何故京都まで行く？」



京都？警視庁に居たんじゃないのか？
混乱する降谷に対し風見は至って冷静に答える。



「どうやら複数犯だったようで取調べの後そのまま流されたそうです」

「流れで犯人追跡ってなんだ」




何故風見には連絡が行くというのに俺には来ないんだ？

ぶっちゃけそっちが本音な降谷。



何故か不機嫌な上司どうしたものかと頭を悩ませる風見。




その頃当の本人は……








「しっかり捕まっててくださいね。それと舌、切らないように。」

「ちょ、Aさん！？安全運転でお願いってああああああああああ」


渋滞にハマってしまいなかなか進まない車を時間の無駄と判断し白鳥からハンドルを奪い、

交通安全法ギリギリの速度でガードレールに片方のタイヤを乗せ走っていた。



·




(どこが安全運転なんですか！？)

(予定より早く京都につきましたよ。ほら白鳥さん。行きますよ)

(帰りは私が運転しますからね！Aさんは助手席ですよ！)

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