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26話 ページ27

何日か仕事場に泊まり込みで作業をしていた。


例の組織に動きが見られ、それを探った後始末をしていたのだ。


そのため徹夜明けなのは私を含め他3人ほどの同期だけだった。




「丹野、これ後で確認しといてくれ」


『そこ。』





「丹野さん、ここの書き方なんだけど……」


『もう少し細かくかいてくれると嬉しい』





「飯行こうぜ」


『私たらこと鮭』
「俺おかかとすじこ」
「右に同じく」



「俺が行くのかよ」



上から順番に佐々木と田中と齋藤。



齋藤は文句を言いながらも、財布を持って外に行く準備をした。



「ついでに飲み物何がいい」





『緑茶』
「スポドリ」
「コーラ」





「ほんとにコーラでいいんだな??」



今日は何日なのかはよくわからないかとりあえず夜中の二時。



外は暗く私たちのデスクの上だけが明かりに照らされている。




「じゃあ俺買ってくるわ」




彼が出ていくと、再びキーボードを打つ音が聞こえる。



「俺さ、思うんだけど降谷さんとか風見さんってどしてあそこまで命をかけられるんだろ」


「あー、たしかに。」


『でもあんた達も、いざそういう立場になったら、命くらいかけられるんじゃないの?』


「今はその覚悟でいるけどなぁ。実際はどうなんだかな」



確かに命をかける覚悟はしているつもりだけれど

それはまだ本気で死にそうな目に遭ったことがないからなのかもしれない。




「んー、でもさ、あれじゃん。俺らに覚悟があろうがなかろうが命かける以外選択肢がないから必然的に行動はできるんじゃないかな」




『……死にたくないね。』


「あぁ。死にたくねぇな。」


「今考えてもしょうがないよ。仕事、しよっか。」






「死なねぇし死なせねぇ。この国を守ってその先も見届けるまでが俺達の仕事だ。そうやすやすと死んでたまるか。」




突然の齋藤の声に少し驚いた。




『いい事言うじゃん。』



「よっしゃ飯食って気合い入れ直すぞ」






.






数時間後、一列になり一枚の布団をかけてデスクにうつ伏せになっている四人の姿にほっこりしたとか。









(どうしよう部下が可愛い)

(落ち着いてください降谷さん。おいそこ写真撮るな。)




公安で4人の写真が拡散された。

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りぃ(プロフ) - まゆさん» ありがとうございます!もう1つも更新したいので少しずつにはなりますがよろしくお願いします。 (2019年7月28日 23時) (レス) id: d0ef854191 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ - 面白かったです^_^続きが、すごく気になります^_^これからも、頑張って下さい^_^ (2019年6月30日 1時) (レス) id: 76d368eb20 (このIDを非表示/違反報告)
tanriko1387(プロフ) - 愛海さん» ありがとうございます!たのしみにしててください! (2019年3月25日 12時) (レス) id: d0ef854191 (このIDを非表示/違反報告)
tanriko1387(プロフ) - 夢蜂さん» ありがとうございます!これからもよろしくお願いします (2019年3月25日 12時) (レス) id: d0ef854191 (このIDを非表示/違反報告)
愛海(プロフ) - すっごい良いです!ツンデレェェ!!!更新頑張ってください!!楽しみにして待ってます! (2019年3月24日 18時) (レス) id: 2a436838dd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:りぃ | 作成日時:2018年11月24日 15時

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