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「……どういうこと」
『そういうこと』
「……私のこと、好きなの?」
『俺の気持ちをなめてもらっちゃあ困る』
「は?」
『好きとかのレベルじゃねえんだよ』
なんつーか、簡単に " 好き " って言うのは躊躇した。
超ド級の俺の愛が伝わんなら、もうどうにでもなれ。
「……紫耀ってバカだよね」
『あ?』
「私の気持ちこそなめてもらっちゃあ困る」
『……真似すんなよ』
やばい、なにこれ?究極に顔が緩んでいく。
気持ち悪いくらいニヤけてる。頬がバカになりそう。
同じように微笑みながら俯くAの表情に紅潮する。
胸の高鳴りを抑えながら、残り少ないグラスの中身を空っぽにした。
『……そういうことか!』
「え?」
『お前がなんか最近可愛い理由って俺のせいか!』
「……やめてよ、もう!」
『可愛い反応すんなよ』
「ふざけないで!」
怒る姿なんて幾度となく見てきたけど、今が一番可愛いかも。
手元にあるおしぼりを俺に投げて照れ隠しをするAは
耳まで真っ赤になってるし、急によそよそしくなるし。
そうそう、そうやって俺で頭いっぱいになればいいんだよ。
『付き合ってくれる?』
「……うん」
『俺バリバリ嫉妬深いけど大丈夫?』
「私もなかなか重いよ」
『大歓迎』
俺の方が何倍も重いと思うけどね。
だから俺で最後ね。
【 これ以上はない 】__ x・y・z
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まきこ(プロフ) - 全部のお話すごく好きです!!甘えてくれる紫耀くん可愛すぎますね!またいろんなお話読めるの楽しみにしてます^ ^ (2021年2月14日 8時) (レス) id: cfbbd37a93 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:詠夢 | 作成日時:2021年2月7日 1時