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第3話 ページ42







““不覚にも、“カッコイイ”と思ってしまった””



…今日の私、どうかしてる

あっ、朝からテンション高かったから…!

その所為よねっ、

うん…

心を落ち着かせ、本題を思い出す

スマホをカメラモードに切り替えて、

彼の顔にピントを合わせた

その時、不図ある事に気がついたのだ


なんか……、熱い……?


翌々見てみれば、

息が少し上がっていてなんだか苦しそう…

顔色も悪いし……

風邪…?

思わず額に手を当ててみれば…


A「…っ、あ…っつ……」


9度近くあるんじゃないかってくらい、額が熱い


どうしよう…、

兎に角、早く看病しなきゃ…!


学校に電話をかけて“2人分”の休みを申し出る

久々にさとみの弱るところを見たからか…

自分も内心あたふたしてる


前にさとみが熱を出したのは

小学生の時だっけ……

あの時は お母さんもお父さんも…、

そして何故か私も休んでて、一生懸命看病したなぁ…

いつも元気な彼が急に寝込んだから心配で…

治った日にはもう大喜びだったっけ…。


今日はお母さんもお父さんもいないけど…

私1人でも看病できるよね…、



コンコンコンッ…


A「さとみー?入るよー!」


ガチャ…


相変わらず怠そうな表情(かお)

相当辛いんだろうなぁ……


A「お粥作ったんだけど…食べられそう…?」


彼の前にしゃがみ込み、そう問いかけると


グッ…


朧な瞳を私に向け、

急に腕を引っ張り ベッドの中へ押し入れた


っっ///!!?


彼と向かいあわせになり抱き抱えられる様な状態となり

少し顔を見上げれば唇に触れそうな程近くなっている


A「ちょ…ちょっと…っ///!?

お粥…食べないの…?」

さとみ「しょくよく…ない…」


呂律の周らない話し方と、吐息混じりな甘い声に

思わず変な気が起きそうになる…


A「じっ、じゃあ 片付けたいから…

…っ、離して…///?」

さとみ「………やっぱ たべる…」

A「え…っ!?」

さとみ「でも…、A が たべさせて」


……はいぃぃっ!!?


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設定タグ:短編集 , すとぷり   
作品ジャンル:恋愛
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Ayuna(プロフ) - ネコ日和。さん» ありがとうございますっ.ᐟ.ᐟ.ᐟえへへ、そう言って貰えて嬉しいです(照)また素敵な設定が思いついたら桃くんオチで書かせていただきますねっ! (2022年7月6日 14時) (レス) id: dc1d5bd2d6 (このIDを非表示/違反報告)
ネコ日和。 - でも順番的に黄くん、赤くんかな…?それでも嬉しいです! (2022年6月1日 21時) (レス) id: 18b130b5d8 (このIDを非表示/違反報告)
ネコ日和。 - 桃くん推しのネコ日和。です!いやあ、双子関係とか罪っすよ…。大好きな小説です!もしよければ…桃くんのお話をまた書いて頂きたい!!! (2022年6月1日 21時) (レス) @page43 id: 18b130b5d8 (このIDを非表示/違反報告)
Ayuna(プロフ) - お気に入り登録者50人突破ありがとうございますっっ!! (2022年5月31日 0時) (レス) id: dc1d5bd2d6 (このIDを非表示/違反報告)
Ayuna(プロフ) - お気に入り登録者数40人突破.ᐟ.ᐟ.ᐟありがとうございます~⸜🙌🏻⸝✨ (2022年5月13日 23時) (レス) id: dc1d5bd2d6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Ayuna | 作成日時:2021年7月7日 19時

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