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第3話 ページ38







その時、嫌な予感が脳裏を過った

にっこり微笑む彼を見てその余裕ぶりに

全てを理解してしまったのだ


腹が立ってきた

沸々と怒りが湧いてきて

気づいたら勢いよく立ち上がってた


A「そんな…軽い気持ちで女の子を弄ぶような人

だと思いませんでした…っ

勝手に理想を抱いていたのは私ですけど…

見損ないました。」


ガシャン!!!

現金を手荒に置けば大きな音は鳴り響く

店内では注目の的だったな


A「もうこれでいいですか…??

さようなら」


あれほど人にはっきり言ったのは初めて…

でも、それほど腹が立った

大好きだった彼の本性を見てしまったから…かな…

悔しいし…悲しい…








その日はもう何もまともに考えられなくて…

今日もボーッとしながら電車に乗った

いつもの車両に乗ると、

昨日の彼とばっちり目があってしまった


気まずいっ、


そう思って後先考えずダッシュで降りる

もう学校に行く気にもなれなくて

改札の前まで来た時…


グッ…


誰かに思い切り腕を掴まれた

振り向けば案の定昨日の彼だった


A「話してくださいっっ、

貴方の気持ちには答えられないんですっっ!」

ころん「違うっ!

だめ、僕まだ何も伝えてない…っ!」

A「何を言ってるんですか!

十分伝わりました…っ

貴方が私を好きって言うのはただの遊びでしょう?

こんななんの個性もない私に、

出会って数時間で告白する人がどこにいるんですかっ

バレバレです…っ!!」


全部言い終わった時にはもう息が切れていた

これほど言っても離さない彼には心底呆れる。


A「…もういいですか?」

ころん「よくないってば…!!!!」


被せる様に大声で言い放った彼は

あまりにも必死で真剣な表情をしていた。


ころん「君にとっては、

出会って数時間だったかもしれない…

っでも、僕にとっては違うんだよ…っ!」




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設定タグ:短編集 , すとぷり   
作品ジャンル:恋愛
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Ayuna(プロフ) - ネコ日和。さん» ありがとうございますっ.ᐟ.ᐟ.ᐟえへへ、そう言って貰えて嬉しいです(照)また素敵な設定が思いついたら桃くんオチで書かせていただきますねっ! (2022年7月6日 14時) (レス) id: dc1d5bd2d6 (このIDを非表示/違反報告)
ネコ日和。 - でも順番的に黄くん、赤くんかな…?それでも嬉しいです! (2022年6月1日 21時) (レス) id: 18b130b5d8 (このIDを非表示/違反報告)
ネコ日和。 - 桃くん推しのネコ日和。です!いやあ、双子関係とか罪っすよ…。大好きな小説です!もしよければ…桃くんのお話をまた書いて頂きたい!!! (2022年6月1日 21時) (レス) @page43 id: 18b130b5d8 (このIDを非表示/違反報告)
Ayuna(プロフ) - お気に入り登録者50人突破ありがとうございますっっ!! (2022年5月31日 0時) (レス) id: dc1d5bd2d6 (このIDを非表示/違反報告)
Ayuna(プロフ) - お気に入り登録者数40人突破.ᐟ.ᐟ.ᐟありがとうございます~⸜🙌🏻⸝✨ (2022年5月13日 23時) (レス) id: dc1d5bd2d6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Ayuna | 作成日時:2021年7月7日 19時

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