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第2話 ページ37







ガヤガヤと大きな音が広がるこの場所は

私とは疎遠な空間だった

さらっと名前を聞かれれば

何故か下の名前で呼ばれるようになった

でも…なんだか不思議…

少し前まで見ているだけだった憧れの人と

こうしていっしょにいるだなんて…

キラキラしててかっこいい…

私には眩しすぎるよ…


ころん「はいっ、」


ボーッとしていたら目の前に現れた猫のぬいぐるみに
少し驚く


ころん「これ、かわいいでしょっ?

Aちゃんに似てると思ってっ」

A「あ、ありがとうございます…」

ころん「猫好き〜?」


そう言って顔を覗き込まれれば、

近すぎて顔の熱が伝わってしまいそう…

ばっちりと合う瞳は誰も晒せない…逃れられない


A「大好き…です…」


私の気持ち…

伝わればいいな…


ころん「そっか!よかった〜」


やっぱり…彼には効かないみたい

精一杯の告白だったんだけどぁ…

可愛くなかったかな…

少しは照れてほしい



さっきとは全く違ったお洒落なお店に移動して

ゆっくり寛いでいれば

小さなサイレンがカバンの中で鳴り響いていた


A「どうしよ…」

ころん「学校から?大丈夫だよ、ほっとこ」

A「でも…」

ころん「出たってなんて言い訳するの…?

君、嘘苦手そうだし…すぐバレちゃうよ」

A「う…」

ころん「図星でしょ、

ダメだよ?今は僕とのおサボり中です

それとも…あの恩を忘れたの?」

A「…わかり…ました…」


鳴り続けるサイレンに胸を痛めながら鞄にしまうと

彼は満足げに微笑む


ころん「ふふっ、それにね?

僕、まだAちゃんと一緒に居たいなぁ」


え………?


A「それは…どういう意味……ですか…?」

ころん「…そのままの意味だよ…?

“好きだから”Aちゃんとまだ居たい…」


私のことが……す、き……?

彼が…?

私を…??

彼にとっては、まだ会って1日も経ってないはず……



第3話→←ころんくん 第1話



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設定タグ:短編集 , すとぷり   
作品ジャンル:恋愛
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Ayuna(プロフ) - ネコ日和。さん» ありがとうございますっ.ᐟ.ᐟ.ᐟえへへ、そう言って貰えて嬉しいです(照)また素敵な設定が思いついたら桃くんオチで書かせていただきますねっ! (2022年7月6日 14時) (レス) id: dc1d5bd2d6 (このIDを非表示/違反報告)
ネコ日和。 - でも順番的に黄くん、赤くんかな…?それでも嬉しいです! (2022年6月1日 21時) (レス) id: 18b130b5d8 (このIDを非表示/違反報告)
ネコ日和。 - 桃くん推しのネコ日和。です!いやあ、双子関係とか罪っすよ…。大好きな小説です!もしよければ…桃くんのお話をまた書いて頂きたい!!! (2022年6月1日 21時) (レス) @page43 id: 18b130b5d8 (このIDを非表示/違反報告)
Ayuna(プロフ) - お気に入り登録者50人突破ありがとうございますっっ!! (2022年5月31日 0時) (レス) id: dc1d5bd2d6 (このIDを非表示/違反報告)
Ayuna(プロフ) - お気に入り登録者数40人突破.ᐟ.ᐟ.ᐟありがとうございます~⸜🙌🏻⸝✨ (2022年5月13日 23時) (レス) id: dc1d5bd2d6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Ayuna | 作成日時:2021年7月7日 19時

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