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第5話 ページ34







泣いてる私を慰めるように

ゆっくり背中をさすってくれる


七森「落ち着いた…?」


顔を覗き込むようにして

様子を伺ってきた彼の表情を見れば

凄く心配をかけてしまったんだと

今更ながら後悔が残る


A「はい、だいぶ落ち着きました」


そっか、と安心するように胸を撫で下ろしていた


A「あの…、

助けていただきありがとうございました…。

さっき、お礼 言えてなかったので…」

七森「お礼なんて言われた義理ないよ〜

市民を助けるのが俺の役目。

Aちゃんを助けるのは当たり前でしょっ?」


自信満々に胸を張る彼は

本当にさっき助けてくれたヒーローなのか

あまりの自信に子供っぽくさえ思ってしまう


A「ふふっ、カッコよかったですよ…っ、」

七森「ありがとう。」


少しの間 会話はなく、私達の中には沈黙が続いた

それはそうか…

彼は警察、私は学生。

話の共通点もなければ、

彼も変な質問は出来ないだろう



もう目の前には さっき出たばかりの私の家

時間はそんなに経ってないのに

物凄く久しぶりの我が家な気がして

安心感を抱いてしまった


七森「お母さん お家にいるかな…?」

A「多分…」

七森「そっか、

じゃあインターホン押させてもらうね」


彼がそう言って手を伸ばした時

私も不意に手を伸ばしてしまったのだ…


ギュ…


彼の袖に、、、


七森「…あ、Aちゃん……?」

A「あの…

私、まだ七森さんに話してない悩みがあるんです…

いい…ですか…?」

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設定タグ:短編集 , すとぷり   
作品ジャンル:恋愛
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Ayuna(プロフ) - ネコ日和。さん» ありがとうございますっ.ᐟ.ᐟ.ᐟえへへ、そう言って貰えて嬉しいです(照)また素敵な設定が思いついたら桃くんオチで書かせていただきますねっ! (2022年7月6日 14時) (レス) id: dc1d5bd2d6 (このIDを非表示/違反報告)
ネコ日和。 - でも順番的に黄くん、赤くんかな…?それでも嬉しいです! (2022年6月1日 21時) (レス) id: 18b130b5d8 (このIDを非表示/違反報告)
ネコ日和。 - 桃くん推しのネコ日和。です!いやあ、双子関係とか罪っすよ…。大好きな小説です!もしよければ…桃くんのお話をまた書いて頂きたい!!! (2022年6月1日 21時) (レス) @page43 id: 18b130b5d8 (このIDを非表示/違反報告)
Ayuna(プロフ) - お気に入り登録者50人突破ありがとうございますっっ!! (2022年5月31日 0時) (レス) id: dc1d5bd2d6 (このIDを非表示/違反報告)
Ayuna(プロフ) - お気に入り登録者数40人突破.ᐟ.ᐟ.ᐟありがとうございます~⸜🙌🏻⸝✨ (2022年5月13日 23時) (レス) id: dc1d5bd2d6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Ayuna | 作成日時:2021年7月7日 19時

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