stpr短編集

第2話 ページ31

・


・



そんな彼と距離が縮まったのは数日前、、、



付き合っていた彼氏の浮気が発覚し、

泣きながら帰っていた日の事だった…。



七森さんは私の姿に気がつくと

駆け寄って優しく声をかけてくれた。



なな｢大丈夫…！？

何かあったの…？

よかったら署で少し休んでいって…

1人で泣いてるのは危ないよ…？｣



ずっと上手くいっていると思ってた……。


彼との別れに精神が潰れそうになっていた私は

誰でもいいから話がしたかった。



躊躇いもなく署に入った私は

なにかの糸が切れたかのように、思いっきり話した

話の脈略もおかしかったかもしれない、

ちょっと暴言を吐いてしまっていたかもしれない



それでも彼は私の話を

ただただ、ゆっくり聞いてくれていた



A｢…今日はありがとうございました。

七森さんに話せて、少し楽になれた気がします。｣


なな｢それはよかった…。

また何かあったらすぐ相談して…っ？

泣きながら帰るとか…絶対だめっ！！

最近は 誘拐とか、痴漢とか…！

女の子を狙った犯罪が多いんだから…！｣


A｢…ありがとえございます。気をつけますね…っ｣


なな｢うん、、じゃあまた明日…。

気をつけて帰ってね。｣


その日 署を出た時にはお互いの名前を呼び合うほどの信頼関係が築き上げられていた

第3話→←なーくん 第1話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す