第5話 ページ18
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ガヤガヤガヤ…
A「あ、あの…莉犬くん、ここって…」
莉犬「キミ、未成年じゃないでしょ?」
A「そーですけど…」
連れてこられたのは沢山の人で賑わう居酒屋だった
私達が入ったのは個室のテーブル席
個室なんて初めて入った…
やっぱり歌い手さんとかはこういう所によく来るのかなぁ
A「…ライブの打ち上げとかないんですか?」
莉犬「いいの!ほーら、呑も呑も!」
こんな自分が推しとお酒を交わすなんて…いいのだろうか…?
それに、もしこんな所他のリスナーさんとか記者さんとかに見られたら……!
考えただけでもゾッとする
かと言って彼も私を帰してくれそうにない
ラバストも貰ってないし…
仕方がなく彼とお話ししながらお酒を楽しむことにした
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莉犬「へぇ〜Aちゃんって言うんだぁ〜!可愛い名前だねっ、」
A「そ、そんな…あぁありがとうございます…っ」
推しに可愛いって言われたぁぁ…
今日は本当に、、命日かも…幸せすぎて死んじゃいそう…//
それにしても、相当酔ってるなぁ…
莉犬「Aちゃって、今いくつなの?」
A「えっと、莉犬くんと同じ23です」
莉犬「あ、ホント〜?同い年じゃぁん。仲良くしようねぇ〜エヘヘっ」
A「…あ、あの、、そろそろ辞めた方が…良い時間ですし…帰りませんか?」
莉犬「やぁだぁ!まだAちゃんと話したい…」
子供のように駄々を捏ねる彼は私に上目遣いする
A「…も、もちろん私も…莉犬くんと話せて嬉しいですし、もっと話したいです、けど…。
やっぱり立場的に…よくないじゃないですか…。
……あの、考えたくないですけど…今まで色んな女の子にやってたり…しませんよね?」
もしそうなのだとしたら…私は唯の遊び…
それはそれで私も悲しくなる
何処か私は特別なんじゃないかと期待し始めている自分がいる
時が経つ程、この勘違いは募ってくる
そろそろ心臓も、、苦しいですっ…
莉犬「そんな事ないよ…」
そう言って右手で私の頬に触れる
彼の手は冷たくて、でも私に向けるその眼差しは暖かくて強い
彼から眼を晒せなくて…
どんどん引き込まれていった
莉犬「キミが初めてだよ…?あのね、一目惚れしたの」
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Ayuna(プロフ) - ネコ日和。さん» ありがとうございますっ.ᐟ.ᐟ.ᐟえへへ、そう言って貰えて嬉しいです(照)また素敵な設定が思いついたら桃くんオチで書かせていただきますねっ! (2022年7月6日 14時) (レス) id: dc1d5bd2d6 (このIDを非表示/違反報告)
ネコ日和。 - でも順番的に黄くん、赤くんかな…?それでも嬉しいです! (2022年6月1日 21時) (レス) id: 18b130b5d8 (このIDを非表示/違反報告)
ネコ日和。 - 桃くん推しのネコ日和。です!いやあ、双子関係とか罪っすよ…。大好きな小説です!もしよければ…桃くんのお話をまた書いて頂きたい!!! (2022年6月1日 21時) (レス) @page43 id: 18b130b5d8 (このIDを非表示/違反報告)
Ayuna(プロフ) - お気に入り登録者50人突破ありがとうございますっっ!! (2022年5月31日 0時) (レス) id: dc1d5bd2d6 (このIDを非表示/違反報告)
Ayuna(プロフ) - お気に入り登録者数40人突破.ᐟ.ᐟ.ᐟありがとうございます~⸜🙌🏻⸝✨ (2022年5月13日 23時) (レス) id: dc1d5bd2d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Ayuna | 作成日時:2021年7月7日 19時