ただの短編集【J・Jr】 (ページ9)

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【クリスマス】いわふか【BL】ページ9

・ボーイズラブ要素有
・裏匂わせ有
・煙草表現有
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壁一面に綺麗に施された飾り

散らばったゴミ

食べかけのピザ、寿司、チキン

ベットの横に落ちてるズボンと下着

ベットの上に無造作に置かれたティッシュと使用済みゴム

上裸のままベランダで煙草を吸おうとしてる君

「クリスマスの日にまで煙草かよ」

ｶﾁｯとライターの音を鳴らし

『悪いか』

一言喋り煙草に火をつける

煙草の先端から煙が上がり紅く色付く

その後ろ姿を見てる俺

『ふっかもクリスマスとか気にするんだな』
「さっきまで散々みんなと騒いでたからな」
『それもそうか』
「あいつらも片付けすらせずに帰りやがって」

“はははっ、！”と隣の人に迷惑にならない程度に笑うと
こっちを見ベランダの柵にもたれ掛かると

『、ふっかも吸う？』

悪魔の囁き

「いや、吸わない」
『ふっかも変わったな』
「半年前に辞めたばっかだけどな」

ふっか“も”ってさっきから誰かと比べてんじゃねぇよ

なんて言えないけど

『俺、吸い終わったら戻るから先寝といていいよ』

そう言われ

「うん、わかった」

と素直に返す

わがまま言って嫌われたくないんだもん
健気だろ？

どうせなら
照の煙草の副流煙で死ねたらいいのに
なんて考えるのにな。