ただの短編集 【J・Jr】

【スーツと学生】げんのえ【BL】 ページ41

・会話文なし
・ボーイズラブ
・知り合いじゃないです
・川島如恵留くん→会社員、松田元太くん→学生
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仕事帰りで疲れたスーツの男性はエロい
よく聞く言葉

完全にそれな過ぎて笑った

学校帰り

電車で吊革を持ち揺られながら帰っている途中

目の前に座ってる人がふと目に入る

そのスーツを来た人は仕事帰りなのか
ウトウトと半分寝かけていて

体制を治すために上を向くタイミングで見えた顔にドキッとした

びっくりするくらいエロいんだけど

疲れてるからか眠たいからか目がとろんとしてて
眉毛は八の字

目にかからないくらいの黒髪にとんでもない色気を感じた

若干色が抜けてきてるから
もしかしたら元々黒髪なんじゃなくて
ブリーチしてる髪から色を入れてるのかも

そう思うと何かが疼く

“あ、”

満員電車なのにたまたま空いたスーツの人の隣の席
何故か誰も座らない

日本人は遠慮しすぎなんじゃない？と思いつつ
俺は遠慮なく座らせてもらう

俺が隣に座るとチラッとこっちを見てまたウトウトし始めた

しばらくするととうとう眠りに着いたスーツの人

電車の揺れで頭が不安定で辛そう

俺は下心丸出しで少し肩を押してみる

すると案外あっさりと俺の肩に頭が乗った

“やっば、めっちゃいい匂いだし”

ここまで来たら匂いまでえろく感じる

バニラ系の香水の匂いに酔いしれた

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