ただの短編集【J・Jr】 (ページ4)

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【主導権】こじなべ【BL】ページ4

・ボーイズラブ
・グループ内恋愛
・向井さん攻めです
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「あ、しょっぴーおかえり」
「ただいま。先帰ってたんだ」
「そう。今日は巻いて早めに終われたんよ」
「ふぇ〜、よかったじゃん」
「しょっぴー、お疲れ様」
「康二もおつかれ」
「ありがと〜」

少し会話を交わした後パタパタと荷物を下ろしたり洗面所に行ったりキッチン行ったり

座りもせず忙しなく動くしょっぴー

「ずっと動いてるやん笑
ちょっとは座ったら？疲れてるやろ」
「なんか座る前に終わらせたいんだよね」
「まぁ、分かるけど」

1度立ち止まって俺と話したしょっぴーはまた直ぐに動き出す

マグロなんかな

メイク落とした後の美容系の事も合わせて約20分

「しょっぴー、、」

俺のところに来てくれる気配がない

そろそろ限界で、ソファーから立ち上がり立ってるしょっぴーの後ろに立つ

「うわっ、なに？康二。」
「んやぁ〜遅いなぁおもて」
「ごめん、あとちょっとだから待ってて」
「待たれへんって」
「もぉ、なに？」

少し面倒くさそうに俺の方を見てくれる

俺とあまり変わらないしょっぴーの背丈

必然的に顔の位置が近くなる

思わず頬に手を置き吸い寄せられるようにキスをした

「ちょっ、なに、？」

急すぎたのかクリっとした可愛い目を見開き俺の胸を押す

しょっぴーの後ろは洗面台で後ろに下がれる訳もなく

「ねぇ、康二、」

洗面台にもたれ掛かるようになったしょっぴーが少し上目遣いになる

「待たせすぎやって」
「だから、ごめんって、」
「あとは？何があるんよ」
「んぇ？あ、えっと、あとは、、」

クルッと振り返り美容グッズのコーナーを見渡し悩んだように眉をひそめ

「もう、いいや」
「え？」
「なんか途中でやめちゃったし今日はいいかな」

なんてしょっぴーらしくない

いや、逆に急なマイペース具合がしょっぴーらしいのかな？

「ええの？」
「いいの、ソファー行こ」
「う、ん、笑」

しょっぴーの手を取りソファーに向かう

ソファーへは俺が先に座る

「はい、しょっぴーはここね」
「は？いや、恥ずかしいし隣でいいって」

自分の太ももをぽんぽんと叩く俺に少し顔を赤らめ隣に座ろうとするしょっぴーを阻止する