【続き】 ページ25
次の日
時は突然訪れる
ｶﾞﾗｶﾞﾗと音を立ていつも良くしてくれている看護師さんが
病室へと入ってきた
手には1つの手紙と見覚えのある携帯を持っている
看護師「宮近さん、今ご体調はどうですか？」
「今は大丈夫そうですけど、なんかありました、？その、携帯、」
凄く嫌な予感がする
看護師「この2つはお預かりしていたものになります
宮近さんへ渡してくださいと」
そう言われ手紙と携帯が俺の手元へと渡った
看護師「申し訳ありませんが私はここで失礼しますね」
「、はい、ありがとう、ございます、、」
どうしたらいいのか
手紙と携帯を交互に見ていると
振動で携帯の画面が付いた
ロック画面には俺とのツーショから変わってない
ただ興味本位
申し訳ないと思いながらも俺の手元にあるからと
パスワード入力画面にし思いつく限りの数字を入力してみる
誕生日？記念日？どれだろう
4回目の入力
あと1回間違えたら携帯が開けなくなってしまう
最後の希望にかけて俺の誕生日を入力してみた
「0922、開いた、」
ロック解除されて画面に写ったのは俺とのメールのトーク画面
未送信のままのメッセージが1つ
《『いつか君に子供ができるなら君とよく似た子でありますように
そして、少しばかりの俺の遺伝子も
気持ち程度に入っていますように』》
ドクドクと新しく綺麗な心臓が心拍数を上げる
携帯をベットの自分の座っている隣に置き手紙を封筒から出す
今まで何度も貰ったことのある手紙と比べ物にならないくらいに短い間内容
3枚なんて当たり前だったのに
1枚にグッと収められていて
息が上がり苦しい
“ちゃかちゃんへ”
変わらない綺麗な字
ふぅと1つ息を吐き手紙の内容に目を向けた
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H、H(プロフ) - すのめめのBL読みたいです！ (2022年8月29日 21時) (
レス) id: 6484f6fe2e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪田です | 作成日時：2021年10月5日 16時
