ただの短編集【J・Jr】 (ページ2)

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【喧嘩】めめこじ【BL】ページ2

・ボーイズラブ
・グループ内恋愛
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「まじダルいって」
『おい、どこ行くんだよ』
「一旦頭冷やしてくる」

小さな事から喧嘩に発展し
このままだとめめに酷いこと言ってしまいそうで

『待ってって』

なんて引き止める手を振り払いながらドアの方へ向かう

「もうやめてぇや」
『一旦話し合おうよ』
「話してても進まんかったやん」
『そうだけど』
「やめて、手ぇ掴まんといて」

だから頭冷やしたいって言ったのに

めめから少し離れて髪の毛をグチャっと掻き毟る

めめもイライラしてるのか眉間にシワがよっている

『康二。』
「こんといて」

めめがぐっと距離を詰めてくるもんだから
俺は1歩後ろに下がる

『こっち来てって。話し合おうよ』
「もうしつこい、！めめなんか嫌いや」

後半、段々と声が小さくなる

しまった。

そう思った時には遅く

『なんでそんな事言うの』

気づけばめめが目の前にいて
俺の手を掴み涙目になりながら俺に話しかけていた

「ごめん」
『、、俺もごめん。しつこかったよね』

少し沈黙が続く

お互いに落ち着き“はぁ、”と1つため息をついてソファーに座る

『俺は、今まで話し合いで解決してきたから
今回も話し合ったら大丈夫かなって思っちゃって、しつこくてごめん』
「俺も嫌いなんて言ってごめん
イライラしすぎたら何言うかわからんくて頭冷やしたかってんよ」
『そっか』

お互いがさっきの状況を振り返り
お互いを許しあえて喧嘩が終わる。

最後にはぎゅぅっと抱きしめ合った