短編集３

※記憶__ﾙﾌﾟｽ ページ9

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・ルプス side





ルプス「……っ、、○○！！」








仕事中突然入った連絡の内容は





"○○さんの頭痛いつもより酷いみたいで·····"

"かなり取り乱してるんですよ"








記憶を失くしてから、頻繁に頭痛に苦しんでいた。




ただの頭痛とかじゃなくて、痛みに顔を歪めて


どんどん過呼吸になっていく……





だから毎回、薬で落ち着くまで眠らせてるんだけど……







今回は違う、そうじゃないって分かった。







いつもは無い仕事中の連絡も



焦った顔で早く行けって怒鳴るベイリーさんからも








全部ぜんぶ、今までと違う"何か"を感じて。









急いで拠点へ帰れば·····








リュカ「ルプス……、」

ルプス「○○は……っ!!○○は、！」

リュカ「ちょっと落ち着いて、奥にいる。今はゴエモンさん達が」








リュカの顔に出来ているかすり傷も○○が引っ掻いたらしい。




それくらい今の○○は、自分を見失っていて。







過呼吸とかそういうのじゃない。









○○がいる部屋に近づけば近づくほど









『……はぁっ、や、だ……っ、！』


ゴエモン「っ、○○さんホンマに平気やから落ち着いて……な、、？」









そう、分かった。

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