短編集３

※まじか__ｶｽﾞﾏ ページ17

・壱馬 side







壱馬「………は？………………いや、まじか。」







えーーーっと、ちょっっっと待って？





··········は？






一旦状況整理しとくと、今○○はお風呂入っとって


その間に洗濯物畳んどいたら喜ぶかなぁって始めたのが



悪かった·····のか、？









壱馬「……なんなん、これ」









畳んでいくうちに、ふと目に入ったのは





メンズの·····下着。






お泊まり用でいくつか置いてってるけど、これ俺のちゃうし。




マジでなんなんこれ。






俺へのプレゼント·····んな訳ないし、




○○の·····な訳ない。







壱馬「マジでなんやねん!!もうほんま勘弁して……」








浮気なんて思いたくも疑いたくもないのに。






俺以外の男の下着なんて出てきたら



"決定的な証拠"を見つけてしまったようなもの。







○○になんて聞こう……てか聞くべき？





いや、聞くべきやんな








何て言われるんだろう………このまま振られるんかな………







色んな考えから浮かぶ不安と同時に






ふつふつと腹の底から湧き上がる"なにか"を感じた






それはきっとこの下着の相手への怒り。







人の女に手ぇ出すとかほんま何考えてんねん。





ぜっったい男の名前聞き出して·····








『壱馬…？どうしたの……？』










あかん。出てきてもうたやん。






完全にノープランやって。

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